「考えた」かどうか判断する方法
「自分で考えるように」
って言ってませんか?言われてませんか?
ところで、その
「考える」とは何をする事でしょうか?
「考えたかどうか」はどうすれば分かるでしょうか?
ここが今日のテーマです
「考える」の三段階
経験上からの独自の理論ですが
「考える」行為は三段階あり、この全ての段階を
通過した時に「考えた」ということになると思います
第一段階:頭で考える
第二段階:考えた事を文章にして表現する
第三段階:文章にした事を言葉にして伝える
この三段階を全て通過した後に納得できる答えを持てた時
少なくとも「自分で考えた」ことになると思います
もちろん出した答えが正解かどうかは別問題です
「頭だけで考える」とどうなるか
「頭で考える」
この状態だけだと、よく起こる不具合があります
例:頭では分かっているけどうまく話せない
例:頭では分かっているけど行動に移せない
これは「考えがまとまっていない」状態だからです
頭の中は文章でキレイに整理されている状態じゃありませんから
文章で表現する段階で頭は整理をするんですよね
だらら「頭で考えた」だけではうまく認識できないんです
「文字で表現」して終わると
「頭で考えて」「文字で表現」をしたところまでだと
どんな不具合が起こるでしょうか
例:書いた文章をうまく話す事ができない
例:文章にはしたけど話しても相手に伝わらない
例:自分でも何が言いたのか分からない
文章は自分一人で作る個人作業になる事が通常です
そうすると相手のことを意識しない表現になってしまいがちです
文章で伝えると「質問」や「誤解」が発生しやすいのは
相手のための文章になっていないからです
そして実は自分のためにもなっていない事もあります
文書にしてはみたものの何を伝えたいのか?
自分でも良くわからない
相手に伝えることは自分に伝えることでもあると思います
「話す」ことで「考える」は完了する
でも「考えた答え」は相手に伝える必要があります
ちゃんと伝わらないと「考えた」意味が無くなります
だから文章で終わらせずに「話す」事が大事なんです
相手に伝えるということは「考えた事を話す」ということです
そして
目から見る時と耳から聞く時では違いがありますから
耳から伝わるように伝える必要があります
この時、再び「考える」ことになります
そして、うまく伝える事ができた時に起こる
自分自身に起こる変化は
例:「相手より自分が自分の考えに納得した」
例:「自分が一番理解を深めた」
ということになります
つまり「考えて答えを持てた」状態になるんです
「考える」とは何をすることか?
1.頭で考える
2.頭で考えた事を文章で表現する
3.文章で表現した事を言葉で人に伝える
この三段階をうまく完了することができた時
「考えた」という状態になるのだと思います
本日も最後までお付き合いをいただき
「ありがとうございました」