できる上司は「仕事の意味」を問う

今年はどんな1年だったでしょうか?

本当に1年というのはあっという間の出来事

だと感じる今日この頃です

この時期に職場で行う恒例行事が

1.今年の振返り

2.来年の目標作り

だと思いますが

多くの職場でこれらが”作業化”しています

要は「やっているだけ」状態になっています

しかし、ここから変えないと

「働き方改革」「生産性向上」

はいつまで経っても

「残業削減」「有給休暇取得」

の域を超えないと思います

学んで人の役に立ちお金を稼ぐ

「仕事」をするとは?

今のような時代において

問:「仕事」をするとは何をする事でしょうか?

別の問い方にするならば

問:「何」をしたら「仕事」をしたことになるのか?

この問いに職場のメンバー全員が

明確に自分の言葉で答える事ができる

それが良い職場であり

「働き方改革」「生産性向上」の基盤になる

そのように思います

曖昧な事を明確にするのが第一歩

改革など何かを変える時の最初の一歩

それは

「曖昧な事を明確にする」

別の言い方をするならば

「言葉を定義して共通認識を持つ」

これが改革の第一歩だと思います

その曖昧さの代表が「仕事」です

この言葉が曖昧だと職場の空気が悪くなります

例:Aさん「Bさん、ちゃんと仕事して下さい」

例:Bさん「ちゃんとやってるよ、失礼だな」

「仕事をちゃんとやったかどうか」の判断基準が

人によってバラバラだとこうした会話が発生します

自分一人で完了できる仕事が減る状況において

こうした会話はまさに「生産性低下」を招きますよね

新しい情報をインプットする

では、どうしたら言葉の定義(意味付け)ができるのか

意外な答えだと思われるかもしれませんが

「新しい情報を全員にインプットする」

ことが良い解決策だと思います

「仕事の意味を明確にする」

というのはある意味、新しい事になります

なぜならば、職場のメンバーは

そんな事を真剣に考えた事が無かったからです

この「新しい事を考える」ためには

考えるための「新しい情報」が必要なんですね

考えるための「刺激」「きっかけ」です

一番お薦めするインプット方法は

「全員で同じ本を読んで議論する」

日本人は権威に対して素直な民族です

著名人が書いた本や有名な書籍の内容に対しては

素直にそれを受け入れるからです

 

年末から年始にかけて

初詣も箱根駅伝も素敵ですが

休み中に一冊本を読んで

新年の仕事始めの日に全員で

「仕事の意味」を議論して明確にする

とても魅力的な知的ワークとして

お薦めいたします

個人的には

「学問ノススメ」福沢諭吉著

がお薦めです

幕末から明治維新にかけて書かれた本なのに

全く今も色褪せることなく

「常に学びなさい」

「学んだらそれを生かして人の役に立ちなさい」

「人の役にたったら報酬を求めなさい」

「しっかり稼いで良い暮らしをしなさい」

「お金が必要な社会に生きているんだから」

まさに「仕事をする意味」だと思います

 

 

 

 

 

 

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