上長が部下の話しを「聞く」理由は
部下を持つリーダー・上長の皆様!
「部下の話しを聞く理由は何でしょうか?」
最近のリーダー研修などで
「聞く」ことを推奨していますが
実際にその理由を理解することは
難しいようです
理由とメリットが分らないと
納得できないのではないでしょうか
「聞く」べき理由は2つだと思います
![](https://i0.wp.com/ionic-mtd.com/wp-content/uploads/2016/12/keichou-300x200.jpg?resize=300%2C200&ssl=1)
部下の頭の中を整理して「次の行動を引き出す」ために聞く
「整理」するために「聞く」
部下の話しを「聞く」べき理由の1つ目は
「部下の頭の中を整理するため」
です
人の頭の中というものは
常にグチャグチャな状態のようです
このグチャグチャ状態を「整理」するために
人に話したり、文字にして表現したりします
そこで初めて頭の中が整理整頓されるようです
では
どんな手順に「聞く」と頭の中が整理されるのでしょうか
1.「いつ何が起きたの?」
2.「今はどういう状態なの?」
3.「あなたに出来そうな事は何?」
このように
「過去」「現在」「未来」
という手順で問いかけて「聞いて」あげると
部下は時系列で出来事について整理ができます
何事も丁寧に順を追って冷静に考えることが
とても大切なのではないでしょうか
一旦立ち止まって「整理」して考える
これが「聞く」理由の1つ目です
「行動を引き出す」ために「聞く」
部下の話しを「聞く」べき理由の2つ目は
「部下から行動を引き出すため」
です
頭の中を整理する中で最も重要な事
それは
「未来」=「次の行動を考える」
これが何よりも大切です
仕事とは成果を出して貢献することです
過去に対して貢献をすることはできません
貢献できるのは”これから”起こる事に対してです
となると
「どのように貢献をするのか?」
という問いを具体化すると
「どんな行動をあなたはしますか?」
ということになります
この「行動」を「引き出す」ことが
部下の話しを「聞く」理由なんです
なので
聞くだけ聞いて”指示”をしてはいけません
部下から「行動」を引き出してください
この
部下の内側から出る「行動」こそが
自発性の証となるものです
だから大切にしてもらいたいんです
「過去」と「現在」を聞いて終わらないでください
「未来=これから」を「聞いて」あげてください
そして
「未来=これから」を「行動」で表現するように
部下に促してください
これこそが主体性を引き出すことです
本日のまとめです
リーダー・上長が部下の話しを「聞く」理由
1.部下の頭の中を整理する
2.「行動」を部下から「引き出す」
このように狙いが明確になったならば
部下の話しを聞くことの大切さを
感じていただけたのではないでしょうか
ただ黙って「聞く」のではなく
部下から「行動」を「引き出す」ために「聞く」
これが「聞く」ことの大切さの意味です
本日も最後までお付き合いいただきまして
「ありがとうございまいした」