傾聴するときの覚悟について
2018年が始まりました
「今年はどんな一年にしたいか?」
部下を持つ上司・リーダーであれば
部下がどんなことを考えているか?
とても気になりますよね
そんな時に活用される場面として
(例)面談
(例)1on1コーチング
がよく活用されています
そしてキーワードとなりやすいのが
「傾聴」
でも実は
これって物凄く難しい事だと思います
役に立とうとしない覚悟がいる
「傾聴」において最も大切なことがあります
「決して相手の役に立とうとしないこと」
これなんです
面談や1on1が取入れれてきた狙いは
部下の主体性を引き出すことにあります
この
「主体性」
という言葉がとても大事です
自分で全てを引き受けることですね
この「主体性」を引き出すための場面として
面談や1on1を行うのであれば
全てを部下に任せる必要があります
(例)何について話すか?
(例)何を実際に話すか?
(例)いつ終わるか?
(例)そもそも実施するか?
あらゆることを部下に決めてもらうのがポイント
でも上司・リーダーとしては立場と責任から
つい役割を果たそうとしてしまいます
(例)悩みを解決してあげたい
(例)相談に乗ってあげたい
(例)役に立つ話しをしてあげたい
こう考えてしまうと何がまずいかというと
「無意識に主導権を奪ってしまう」
からです
(例)話のテーマを押し付けてしまう
(例)自分の意見を押し付けてしまう
(例)感謝の言葉を引き出そうとする
こうなると完全に立場が逆転してしまいます
「何の役に立たない」
「話したい事を話すための時間を提供する」
「求められたらそれに応える」
この覚悟ができているか?
それが
面談や1on1が機能するかどうかを左右します
1on1が役立たないと感じられているならば
覚悟を決めて全てを部下に任せてみて下さい
「上司ではなく聞き役である」
という立場を明確にしてあげてみてください
日頃は見れない部下の目の輝きを見るかもしれません
いつも元気なの急に弱音を吐くかもしれません
それが部下の本音であり本当の姿なんです
本音として
「今年1年をどんな年にしたいか?」
役に立とうとしない覚悟で
聞かれてみてはいかがでしょうか?
何も話してくれなくても気にしないでください
そんな機会を作ろうとしてくれた上司・リーダーに
部下は本音では感謝してくれますから
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」