職場では開かない「心の扉」:職場でコーチング

「本音を聞きたいと言われたが嫌なので言わなかった」

「やりたい事を聞かれたけど無駄なので言わなかった」

上司からの問いかけに対して「心の扉」を開かない人が居ます

なぜこうなってしまうのでしょうか?

何のために聞きたいのか?この事をきちんと説明する必要があります

何のために聞くのか

様々な会社にお伺いして社員の皆様のお話しを聞いています

その中でよく耳にするキーワードがあります

「本音」

上司からすると「本音」を聞きたい

部下からすると「本音」で話したい

でも実はお互いに「本音」を口にはしない

これが現実に起きていることだと思います

 

なぜそうなるのか?

 

「何のために『本音』を聞きたいのか?」

 

上司が部下に「本音」を聞きたい理由をきちんと説明していないからではないでしょうか?

部下の皆様に聞いてみるとこんな声が返ってきます

Aさん「何で『本音』を話さないといけないか判らない」

Bさん「『本音』を話しても意味がない」

Cさん「『本音』を言っても何も変わらない」

「本音」を話しても何の役にも立たないと感じているようです

だとすると解決策はひとつです

”「本音」を聞きたい理由をきちんと説明する”

これしかありません

 

ただしここに大きな問題があるようです

上司はそもそもなぜ「本音」を聞きたいのでしょうか?

上司の方に問いかけると不思議な事が起こります

”上司も『本音』を話してくれない”

ちゃんと聞きたい理由を教えてはくれません

 

では上司の『本音』はどんなものなのか?

私の推察です

”自分がどう思われているかを知りたいから”

”自分だけが知っている事があるという優越感を得たいから”

だいたいこの2つのどちらかが理由であると思います

 

だとしたら

部下が「本音」を話さないのは当然ではないでしょうか

上司の自己満足に利用されるだけだと察しているからです

人が他人の本心を見透かす能力を甘く見るのは危険です

人は他人の日々の言動からしっかりとその人の本心を推察しています

その場だけ取り繕っても無駄なんです

そこに気付かないと「本音」を知ることはできません

「本音」とはそれほどに心の奥深くに仕舞われているモノです

 

「何のために聞くのか」

 

これはとても大切なコミュニケーション要素です

「何のために聞くのか」を説明しなければ相手は話してはくれません

説明しないと当たり障りのない会話で終わってしまいます

「本音」が聞きたいのであれば

「何のために聞きたいのか」

このことをきちんと部下に説明してあげる必要があります

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

 

 

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