プロフィールを書き換える
部下を持つ上司・リーダーの皆様!
「部下にプロフィールを作ってもらっていますか?」
人は意識や行動が変容すると
過去の捉え方も変わります
定期的にプロフィールを書き直す必要があります
過去の捉え方は変わる
当たり前の事で恐縮ですが
”職務履歴”と”プロフィール”
は別の物です。
”職務履歴”は経過した事実の羅列です
(例)1988年入社
(例)2002年管理職に昇進
など何年たっても変わらない事実です
”プロフィール”は過去を含めた自己紹介です
自分の魅力をアピールする宣伝材料です。
だからこそ状況に応じて経験の表現が変わります
(例1)2000年不本意な担当替え
(例2)2000年想定外の業務経験スタート
同じ出来事でも伝え方が変わるのが
”プロフィール”における過去の情報です
なぜ同じ事実でも表現が変わるのか?
それはその人の変化と過去の関係が変わるからです
(例)「その瞬間は許せなかったが今は許せる」
(例)「今の自分があるのはあの辛い経験のおかげ」
など、ひとつの事実であっても何時の自分から振り返るかで
過去の意味が変わるんです。
このように
「過去の出来事をどう表現するか」
は人の成長度合いを知るうえでとても大事です
部下の変化を知る大事な対話のテーマです
プロフィールを毎年共有する
とある会社の社長様は
全社員の”プロフィール”を持っています
そして毎年この時期に更新をしてもらっています
書き換えた部分は赤字にしてもらうそうです
結構変化が起きるので楽しみにされています
(例)「転勤を恨んでいた社員が良い経験と書き換えた」
(例)「今となってはあの評価は妥当だったと書いてくれた」
など過去の事実をどう意味づけするかの変化を見ています
赤字の少ない社員がいると対話をするそうです
(社長)「今の仕事内容に不満とか無い?」
(社員)「不満は無いけど変化もないですね」
(社長)「何かやってみたい事とかない?」
(社員)「商品開発に興味があります」
こんな感じで常に現状に留まらないよう工夫しています
人は繰返しの罠に落ちるとそこに定住したくなってしまいます
決して満足はしていないのに同じ毎日を求めてしまいます
その原因は脳の省エネ指向です
考えなくて済むように脳が無意識に指令を出すようです
(例)「同じでいいよ」
(例)「変化は苦労の原因になるよ」
あらゆる方法で楽な選択肢を選ぶよう仕掛けてきます
意識しないとついつい”同じ”を選択してしまいます。
変化こそが成長の原動力です
変化があるから人生は刺激的で充実します
部下のの”プロフィール”を活用して
過去に対する意味づけの変化を見ることで
部下が変化し続けているのか?
刺激的で充実した日々を過ごせているか?
確認してみてはいかがでしょうか
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」