「野心」がある職場を作る:職場でコーチング

(問)「仕事を通じて何を実現したいですか?」

(問)「将来は何になりたいですか?」

リーダシップ研修での事前課題で部下に聞いて来てもらう2つの質問です

なぜこの質問を課題にしているのか?

「野心」を持って仕事に臨む。そんな前向きな人を育てるのがリーダーシップです

それは目的を持たずに働いている人が多いからです

目的が無いと楽しくならない

リーダシップ研修の対象者は多くの場合、管理職の皆様です

それぞれがマネジメントしている職場がどんな状態なのか

あるいはどんな課題を持っているのか

これを客観的に把握するうえで先ほどの2つの質問は役に立ちます

 

働く理由について人はどう考えているのか?

わりと多い答えがこんな感じです

(例)「お金のため」

(例)「聞かれても困る」

(例)「当たり前だから」

つまり

「仕事を通じて何かを手に入れたい」

あるいは

「仕事を通じて何かができる人になりたい」

という「働く目的」を持っていない状態の人が多いです

 

仕事に「目的」をもっていない人が多い職場は依存型の職場になります

(例)指示待ちの人ばかり

(例)何か問題が起こると人のせいにする

(例)言い訳ばかりする

こんな状態ではチームとして会社に貢献することはできません

 

こういうお話しをすると良く出る質問があります

(質問)「働く目的が『お金のため』じゃだめなのか?」

(質問)「言われた事をやるだけじゃダメなのか?」

この質問があると「目的」という言葉を別の表現に変えるようにしています

 

この「働く目的」を私は「野心」と表現しています

出典:デジタル大辞泉

ひそかに抱く、大きな望み。また、身分不相応のよくない望み。野望。

 「政治家になりたいという野心に燃える」「政権奪取の野心をもつ」

新しいことに取り組もうとする気持ち。「野心作」

野生の動物が人に馴れずに歯向かうように、人に馴れ服さず害を及ぼそうとする心。

良くない意味もあるかもしれませんが

あえて”強い意思””願望”として「野心」という言葉を使っています

「野心」と呼べる「目的」が成果を出す仕事に結びつくと考えているからです

 

「野心」が無い人は仕事に前向きになりにくいです

逆に「野心」がある人は仕事に前向きです

前向きな人しか困難や変化に向かっていくような仕事はしてくれません

だから「野心」は職場に欠かせないモノなのです

 

この「野心」の有り無しを知ることがリーダーシップでは大事です

「野心」の中身も重要ですが、まずは「野心」が有ることの方がもっと重要です

自分で仕事をすることに「目的≒野心」を抱くことができない人が多い職場は良い成果を出せないからです

皆様の職場には「野心」が溢れていますか?

 

 

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