部下の変化を共有する:職場でコーチング
職場にコーチングを導入されようとしている皆様へ!
本日のコーチングポイント
1.起きた変化をお互いに確認する
本人が変化に気付けない事が多い
コーチングの目的はクライアント(部下)の”行動変容”です
より良い状態へと変わってもらうことです
新たな知識やスキルを身に着けて活用してより大きな成果を出してもらうことです
ただし
そこまでに至るのは一直線の道のりとはなりません
長ければ数カ月は何の変化も起きていないように見える状態が続きます
でも実際は違います
クライアント(部下)の変化を五感で捉えるぐらい集中して注目をしていると発見できます
とても小さな変化ですが間違いなく変化したことに
(例)出社時間が5分早くなる
(例)自分から挨拶をするようになる
(例)否定的な発言が減る
(例)仲間の仕事に興味を持ち質問する
こうした小さな変化がコーチング導入の初期段階で起こります
この変化がやがて大きな変化へのエネルギーとなります
ここで大事なポイントがあります
多くの場合この小さな変化が見落とされてしまうことです
(上長)変化に気付いてあげられない
(部下)変化に自分で気付けない
コーチングで一番大事な事は”行動変容”です
ただし”変化”が大きいか小さいかは問題ではありません
”行動変容”が起きていること自体がとても重要です
なぜなら”行動変容”は”考え方”や”感情”など内面の変化も伴うからです
この”内なる変化”に気付いてもらうのがコーチングのハイライトとも言えます
(問)「何か考え方が変わった?」
(問)「何か明確になった事がある?」
(問)「感情面で何か変わった?」
こうした問いを投げかけて変化とその要因を自覚してもらうことが重要です
良い変化は誰にとっても嬉しい事であり、更なる行動のエネルギーになります
まずはコーチが小さな変化に気付きクライアントとその事実と要因について共通理解をする場を作る
こうした対話を繰り返すことで”行動変容”を加速させていきます
1.小さな部下の変化を見落とさないよう観察してください
2.気付いた変化を必ず部下に伝えてください
3.変化の要因について質問してください
4.変化の要因について共通理解をしてください
そうすれば
ある瞬間から急激に”行動変容”が加速し始めます
その日が来るまでひたすら観察と確認を継続をしてください
信じて続けることが全てです
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」