対話に日付を生かす:職場でコーチング
職場のコーチングを導入されようとされている皆様へ!
本日のコーチングポイント
1.対話で日付を意識する
期限を決めて振り返る
コーチングで扱う時間軸は基本的には”未来”です
(例)「これからどうしたい?」
(例)「次はどうする?」
(例)「どんな行動をする?」
変えることができるのは”未来”だけです
なので”これから”について対話することはすばらしいことです
ただ大事なことがあります
「言いっ放しにしない」
「やりっ放しにしない」
ことです
コーチングが目指すのは自発的な行動変容です
自分が本気で目指したい状態になるために自らの意思で行動を変えることです
問題は
「人は急には変われない」
「変わる前に諦めてしまう」
という壁をどうやって乗り越えるかです
その壁を乗り越えるための施策があります
「期限を決めて振り返る」
(例)「この行動についていつ振り返りをしますか?」
(例)「来週の月曜日に振り返りませんか?」
(例)「来月のセッションで振り返りませんか?」
必ず”いつ振り返るか”についてコーチ(上長)とクライアント(部下)で日付を共有するようにすることで”言いっ放し”と”やりっ放し”を防ぐことができます
人は急には変われないですが、少しずつなら変われます
なので大きく変わるためには小さな変化を積み重ねるしかありません
人が変われないのは”続けない”からです
コーチの使命はクライアントを目指すゴール地点まで導くことです
途中であきらめないための施策が”振り返り”です
だから”日付=期日”が大切になります
職場で期日を宣言すると管理や評価の対象になる恐怖感を部下は感じる可能性があります
だからこそコーチングセッションは業務上の面談とは全く違うことを共通理解することが大事なんです
上長が部下に期日を問うのではありません
コーチ(上長)がクライアント(部下)に”振り返り”の”日付”を聞くのです
振返るのはクライアント(部下)であってどう振り返るかもクライアントの自由です
ゴールに到達するまでの行動の継続を促すのがコーチですから振り返りの機会を作ることがコーチのやるべき事です
上長と部下の関係ではなくコーチとクライアントの関係であることをしっかり確認をしたうえで”振り返り”のための”日付=期日”を対話で扱ってください
行動変容に欠かせないのは”継続”です
”継続”するための施策が”振り返り”です
”振り返り”をするためには”日付=期日”が必要です
だから
「いつ振り返りますか?」
と問いかけるのです
コーチングでは積極的に”日付=期日”を扱ってください
クライアント(部下)が自分で振り返り、次に進む継続の機会を作ってあげてください
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」