部下に「将来」を訊ねる:職場でコーチング

職場にコーチングを導入されようとしている皆様へ!

本日のコーチングポイント

1.部下に「将来」について考えてもらう

部下が「自分の将来を自分で描く」。これができないとコーチングは始められません

目的無しでコーチングは始められない

職場でコーチングが機能しない理由があります

 

「部下が将来の理想を持っていない」から

 

まずは試しに部下の皆様に問いかけてみてください

(問)「あなたは10年後どうなっていたいの?」

(問)「どんな人生なら悔いが残らないの?」

 

恐らく多くの部下がなんとなくしか答えられないと思います。

それほどに日本の社会、組織はレールの上を走る依存型社会なんです。

「自分の将来は誰かによって導かれる」

多くの人が無意識にそう考えてしまっています。

 

だから多くの職場でコーチングが機能しないんです。

コーチングは「目的」を達成するためのコミュニケーションです。

「目的」を持たない人には不必要で機能しないモノです。

 

職場でコーチングを機能させるためには

部下に将来の理想の姿=ゴール=目的を持ってもらわないといけません。

 

繰り返せば理想は描ける

ただし「将来の理想の姿」を持ってもらうのは簡単ではありません。

なぜなら慣れていないからうまくできないんです。

 

日本人はオンリーワンのとがった人生歩むよりも

安定して先が見える人生を歩むことを好みます

安定して先が見えるということはレールが敷かれているということです。

だから自分で自分の将来を考えることに慣れていません。

 

でも必ずできるようになります。

やることはたった一つです

 

「繰り返し将来の理想の姿を問う」

 

これだけです。

かりにコーチングセッションが週に一回なら

最初の数回はこの「問い」だけで良いと思います。

 

部下(クライアント)が自分の将来について語ったとしても

笑顔で優しく

「あなたの将来の理想の姿を教えてください」

と問いかけてください

なぜなら人は最初の内は本音ではなく対応するからです。

何か言えばこの「問い」から解放されるだろうと思い

適当な事を口してしまうものです

そんなゴールに向けてコーチングしても全く行動は起きません

そもそも目指してもいないしなりたいとも思わない将来の姿ですから

 

コーチングが役に立つのは

「なりたい理想の姿を手に入ようとする」時です

まずはあわてることなく

何度も問いかけ続けてください

 

「あなたの将来の理想の姿を教えてください」

「あなたは10年後どうなっていたいですか?」

 

続ければ必ず理想の姿を描いてくれるはずです。

コーチングはそこから始めてください

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

 

 

 

 

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