上司とコーチの二役を演じる:職場でコーチング
職場にコーチングを導入したい皆様!
本日のコーチングポイント
1.上司とコーチを明確に使い分ける
コーチングの基本は対等であること
いきなりですが問い掛けさせていただきます
「上司のまま部下にコーチングしていませんか?」
職場でのコーチングが効果を発揮できないというお悩み多いです。
現場でヒアリングをさせていただいて気付くこと。
それが
上司と部下の関係でコーチングが行われていること
コーチがクライアントに指示やアドバイスをしてしまいます
コーチが自分の考えや意見にクライアントを誘導してしまいます。
これはコーチングではなくマネジメントです。
間違った関係性で間違った内容の対話が行われてしまっています。
コーチングの大原則として
コーチとクライアントは対等な関係となります。
上司の皆様は意識して部下と対等な関係を作る必要があります。
そのための大事なポイントが
部下と「目線」を合わせる
もう一歩踏み込むと
部下と「目線の高さ」を平行にする
たったこれだけでも対等の関係に近づけます。
職場でのコーチングでは上司と部下が共有すべき事があります
1.今からコーチングを始める
2.コーチとクライアントとして対話をする
3.全ての決定権はクライアントにある
この3つを部下と共有しないからコーチングがうまく行かないんです。
しっかりと共通の意識を持つ場面を作りましょう。
役割を切り替える役者になること
そして
上司が職場にコーチングを導入する時に最も大事な事があります。
上司とコーチの二役を演じる覚悟をすることです
会社員である以上、コーチである前に上司です。
上司とコーチは全く違う役です。
部下との関係性も違います。
だから明確に役を使い分ける必要があります。
でも、それが殆どの職場でできていません。
職場へのコーチング導入で間違いが起きる一つ目が
コーチのように上司の仕事をしてしまうことです
管理者してして厳格にふるまうべき時はそうすべきです。
対等の関係で指示や命令はできません。
意思決定場面で部下の顔色を伺う必要もありません。
上司としての仕事は上司としてやりきらないといけません。
職場へのコーチング導入で間違いが起きる二つ目が
上司のままコーチングをしてしますことです
この内容は先ほどお伝えした通りです。
この二つの間違いを犯さないためのポイントは
「今から自分はどちらの役を演じるのか?」
演じる役を明確にしてその役にあった行動をすることです。
コーチングをする時はコーチとして行動します。
・部下はクライアントです
・二人の関係性は対等です
・二人で協力して目的地を目指します
・全ての決定権はクライアント(部下)にあります
このようにして明確に役を使い分けることが大事です
問1「上司なのか?コーチなのか?」
問2「上下関係なのか?対等な関係なのか?」
問3「決定権はどちらにあるのか?」
これらのことを部下と共有する習慣を持てば二役できるようになります
是非二役を演じきってください
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」