人気がある社長は受け身
上司・リーダーの皆様!
「部下の話しを受け身で聞けますか?」
「部下は話したい事を話せていますか?」
上司と部下の関係は油断をすると遠くなるものです。
先日意外な方法で部下との親密さを維持している経営者にお会いしました。
本日のメッセージ
1.部下が話したい事を聞く
2.話したいように話してもらう
以上2点です
部下の話しを聞きに行く経営者
先日数カ月ぶりにお伺いした会社があります。
その会社の社長は昼休みには社長室を食堂として開放していたり、社員にとって居心地の良い職場作りにに取り組んでいます。
先日お伺いした時は事務所で社員に次々と話しかけていました。
こんな感じです。
(社長)「Aさん、何か話ししてよ」
(Aさん)「子供の受験の話しでもいいですか?」
(社長)「それ聞きたい。教えて」
そこから10分ほどAさんがひたすらに悩みを話し続けました。
社長はうなづきながらずっと話しを聞いているだけでした。
後でAさんに聞きに行きました。
(私) 「社長さんはどんな人ですか?」
(Aさん)「大好き。だからここで働いてるの」
(私) 「どんな所が好きなんですか?」
(Aさん)「なんでも真剣に聞いてくれるから」
結局のところ人は、話しを聞いてくれる人を好きになるんですね。
「話したい」
「話を聞いてもらいたい」
いつもこう思っているようです。
だから
「話しを聞いてもらえた」
部下からこう思ってもらえる上司・リーダーがマネジメントする職場はきっと自立型人材が多く、成果も出る職場になるんだと気付きました。
話したいように話してもらうのが大事
とはいえ、人の話しをじっと聞き続けるのはとても大変です。
黙って興味を持って人の話しを聞き続けるのはリーダーの能力・スキルだと思います。
そう簡単にできるようになるものじゃないです。
一方で部下の「やる気」を引き出す「聞き方」で大事なことがあります。
「話したいように話してもらう」
途中で口を挟んだり、誘導したり、ましてや聞いているフリをして他の事を考えたりなんかしてはいけません。
話し手が主導権を持ち続ける事が何より大事です。
人は話しを”ちゃんと”聞いていくれた人を好きになります。
人の話しを”ちゃんと”聞いてくれた人のためなら頑張ります。
だから、黙って興味を持って聞き続けることが大切なんですね。
上司・リーダーの皆様!
「何か話ししてよ」
この言葉を部下に投げかけてみましょう。
そしてどんな内容でも興味を持ってひたすら聞いてあげましょう。
仕事への取組み姿勢がきっと変わりますから。
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」