見栄が「上から目線」を生む
上司・リーダーの皆様!
「部下に対して正直になれますか?」
「教えて」といえますか?
この季節は異動や昇進で新たな職場での人間関係作りがスタートするタイミングですね。
あと少しすると新入社員も入ってきます。
上司・リーダーという立場の人は
この新しい人間関係を作る時に「上から目線」になりやすいので注意が必要です。
本日のメッセージ
1.見栄を張ると目線が上がる
2.部下から教わることが大事
以上の2点です
見栄を張ると良い関係が築けない
新しい職場環境に身を置いた時にどんな言葉を心の中で発するでしょうか?
(例)「なめられたくない」
(例)「できる人だと思われたい」
(例)「頼りにされたい」
できるだけ優位な状態、最低でも劣勢な状態の関係にならないようにしたいと思うものです。
特に上司・リーダーなど立場が上の役割を担う人はそうです。
その時無理をして「見栄」を張ってしまうとオープンな心で対話ができなくなってしまいます。
(例)「自分は上司なんだ」
(例)「自分は会社から選ばれたんだ」
(例)「誰よりも仕事ができるんだ」
言葉にはしなくても態度に出してしまう事はあると思います。
こうして「見栄」を張ってしまうと、ずっとその状態での関係性を維持する必要があるので「上から目線」で部下を見るという行為が染みついてしまいます。
新しい職場、新しい仕事仲間との関係作りは日々の関わりの積み重ねで作るべきものです。
むりやり最初に関係性を作ってしまわないことがコツです。
まずは謙虚に丁寧に人と接することが何よりも大切なことです。
人は教えた相手に心を開く
ではどうやればスムーズに職場での人間関係を構築できるか?
「全員に何か教えてもらう」ことです
新しい職場や立場では分からないことが沢山あるはずです。
「見栄」を張ってしまうと言い出しにくくなる言葉あります
「分からないから教えて」
(例)「文房具など備品の場所」
(例)「コピー機の使い方」
(例)「自分のパソコンと周辺機器の接続方法」
(例)「業務上の課題」
分かる人を探し聞いてしまえばすぐ解決するのに、聞けないから間違った方法で知ろうとしてしまいます。
(例)「ノート一冊持ってきて」
(例)「業務課題ぐらいいつもリスト化しといてよ」
ひどいケースだとあえて今までのやり方を完全否定することで上司・リーダーとしての存在感を強めようとすることもあります。
実際は全く逆です
冷静になって考えてみてください。
一度何かを教えてあげた相手に対して人はどんな気持ちになるでしょうか?
普通は意識する回数が増えるはずです。
(例)「また何かで困っていないかな?」
(例)「他に分からないことはないかな?」
など、貢献すれば感謝され喜んでくれると理解すると、人はその相手にたして好意的な印象を持ちます
だからコミュニケーションが取りやすくなります。
本音での対話ができる関係になっていきます。
新しい環境で良好な人間関係を早く築きたければ
全員から何かを教えてもらい感謝をすることです。
「見栄」をはってはいけません。
「上から目線」で指示・命令しても良い関係は築けません
何事も「正直」で「オープン」な人が得をするようにできてます。
見栄を張って立場を利用し「上から目線」で接することで
自分の実力の低さを隠すような上司・リーダーにはならないよう
「正直」に「オープン」に仲間に接しましょう
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」