文化はリーダーの行動が作るモノ
上司・リーダーの皆様
「会社にはどんな文化がありますか?」
「作りたい組織文化を持っていますか?」
どんな組織にも文化というものがあります。
これは自然にできたモノでもないし、変えられないモノでもありません。
文化を作ることこそが組織運営です。
本日のメッセージ
1.リーダーの行動が文化を作る
2.文化が部下の行動に影響する
以上の2点です
文化はどうやってできるか
組織には様々な文化があります
(例)「お客様第一」
(例)「利益最優先」
(例)「売上至上主義」
(例)「ことなかれ主義」
これってどうやってできたのでしょうか?
多くの組織では社員は上を見て仕事をしてきました。
つまりは上司を見て自分の行動を決めるということです。
上司を見るとはどういうことか?
上司の行動を見ているということです。
つまり組織の文化は上司の行動をみて社員が行動をすることで習慣化される特徴です。
最近よく会社の幹部の方から
「この会社の悪しき文化を変えたい」
という言葉をききますが、これは自分が行動を変えるべいであるという状態にあることには気づかれていません。
例えば「お客様最優先だ」といいながら会議に欠席をすると烈火のごとく怒る上司・リーダーっていませんか?
この組織では「お客様最優先」の文化は絶対に育ちません。
社員は上司を見ていますから「社内行事最優先」の文化が出来上がるはずです。
組織内に対して影響力が大きい人がどんな行動をとるかで組織文化は変わっていきます。
自分が運営している組織に悪しき文化があるなら、それは上司・リーダーが作り上げたモノだということをご理解ください。
文化が部下の行動に影響する
当たり前ですが部下は目に見えない組織の文化に強く影響されて行動をします。
(例)「指示されてもすぐには行動しないで様子を見る」
(例)「人の責任にして自分を守る」
(例)「言い訳ばかりして謝らない」
部下がこんな行動を取っていることに気づき、怒りを感じた上司・リーダーもいらっしゃると思います。
しかし、立場が上の人の行動によって組織の文化ができるのであれば、こうした見たくない部下の行動を引き出しているのは上司・リーダーの過去にとった行動です。
「子は親を映す鏡」であるなら
「部下は上司を映す鏡」です。
部下に変わってほしければ、部下に成長して欲しければ、
「上司・リーダーが行動して見せればよい」
繰り返し見る上司・リーダーの行動に影響を受けて、部下は行動を変えていくはずです。
(例)「部下に学んで欲しければ自分が学ぶ」
(例)「部下に挑戦して欲しければ自分が挑戦をする」
上司・リーダーの皆様
組織に存在する見えない文化
それは部下の行動に影響を与える上司の行動のことです
部下に期待することがあるなら、まず自分がそうしてください
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」