上司のために働くのは当たり前じゃない!
上司・リーダーの皆様
「部下は誰のために仕事をするのでしょうか?」
「部下は自分の思う通りになるの存在でしょうか?」
部下を持った瞬間から
自分は席に座ったまま何でも部下にやらせようとする
上司・リーダーになってしまう人がたまにいます。
これって上司と部下の関係を誤解していると思います。
本日のメッセージ
1.部下にも権利はある
2.基本は好き嫌い
以上2点です。
常に上司が偉いわけじゃない
昨日ホテルのラウンジで打ち合わせをしている最中に
激しく部下を叱責しているビジネスマンを見つけてしまいました。
そして何とその後ドラマのようなことが起こりました。
突然部下と思われる若者が立ち上がり
「そこまで言うならあんたが自分でやれよ。
俺はあんたに偉そうにされるために生きてるわけじゃないんだよ」
と言ってその場を去っていきました。
一人取り残された上司と思われるビジネスマンは
ただじっとソファに座って動かなくなりました。
何が問題だったのか?
・上司が人として偉いわけではない
・部下にも決める権利がある
この事を理解していなかったのではないでしょうか。
上司と部下の関係は「役割分担」です。
人としての優劣の差による上下関係ではありません。
ましてや軍隊のような「絶対服従」の関係ではありません
(軍隊において上官は部下を命がけで守ります)
そこを勘違いすると先ほどのケースのように
上司という立場を利用して弱い立場の部下を追い込んでしまうのです。
そんなことをしても部下は行動をしません。
上司が気分的にスッキリするだけです。
部下を自分の好きに使える道具のように
利用しようとするようでは組織は運営できません。
部下は上司の言いなりになるなんて考えてはいけません。
上司と部下は「役割分担」だという理解が大切です。
人は好き嫌いで決める
もうひとう大事なことがあります。
以前からお伝えし続けていることです。
・結局人は好き嫌いで判断する
・上司は部下から嫌われてはいけない
人間は感情で物事を判断する
という事を理解しておくことです。
立場を利用して相手の人格まで否定するような
発言をする上司を部下は嫌います。
嫌いな上司から指示された仕事に対して
部下が全力を注ぐことありません。
職場は「人間関係」で出来ています。
「人間関係」は「好き嫌いの関係」
とも言えると思います。
「誰が好き」「誰が嫌い」
「あの人の言う事は聞く」「あの人の言う事は聞かない」
上司と部下の「人間関係」も全く同じです。
「この上司は好き」「この上司は嫌い」
これで部下の仕事に対するパフォーマンスが決まります。
給料払っているんだから
「好き嫌い」など言わずに黙って仕事に取り組むのは当たり前
と思っていませんか?
もしそうであればお気を付けください。
人は「好き嫌い」を抜きにして判断するのが苦手ですから。
それをできるのは
優れたリーダーであり高度なリーダーシップのスキルです。
部下に期待することではありません。
上司・リーダーの皆様!
部下は「好き嫌い」
という感情を持っています。
どんな上司のためにも働く便利な人たちではありません。
部下の人格を大切に扱ってください。
上司と部下は「役割分担」
の関係であることをご理解ください。
決して「優劣の関係」
ではないことを忘れないようにしてください。
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」