職場に必要なのは「思いやり」

上司・リーダーの皆様!

「『関わる』と『思いやる』は同じでしょうか?」

「部下を『思いやる』ことができていますか?」

 

職場で部下が一番「やる気」が出るのは、「上司から自分の存在を認められている」と感じる時です。

ただ、いつも部下一人ひとりに「あなたの存在を認めていますよ」と伝えて回ることはできません。

そこで大切なことがあります。

 

「部下のことを常に『思いやる』こと」

 

気持ちは必ず相手に伝わります。

いつも部下のことを「思いやっている」だけで、その気持ちは部下にちゃんと伝わるので存在を認めていることと同じになります。

leader

「思いやる」気持ちがあれば言葉にしなくても部下にその気持ちは伝わります。その逆も真なり、部下を思いやりましょう

思いは表れる

人の気持ちは無意識に言葉や態度に表現されます。

いつも部下のことを「思いやって」いれば、部下を見る表情や話しかけ方に必ずその気持ちが表現されます。

たまにしか会話できない部下であっても、その少ない会話から上司の思いを受取り「やる気」になってくれます。

 

だから「つもり」や「振り」は絶対にしてはいけません。

「思いやっている振り」をすると言葉や態度に「振り」が表現されてしまいます。

心の底から「思いやる」という覚悟をしっかりと持たないと、その気持ちは部下に届きません。

むしろ部下からの信頼を失う事になりかねません。

 

関わり方が変わる

冒頭で「関わる」と「思いやる」は同じか違うかという問いをさせていただきました。

この2つは違うものです。

「関わる」という行為はは自分のためにも、相手のためにもできる行為です。

(例)「自分の指示を伝えるために話しかける」

 

でも「思いやる」は相手のためにだけ存在する行為です。

自分にとっての損得は全く含まれない行為となります。

だからこそその気持ちが相手に届くのです。

100%相手のために行うからこそ無言のメッセージにチカラが加わります。

 

この「思いやる」気持ちを持って「関わる」時、部下に対する「関わり方」は100%部下のための関わりになります。

自分のためでなく、相手のためにだけ行う行為には誰しも心を開きます。

部下は上司への信頼を高めることになります。

 

つまり、小手先で「関わり方」を変えても部下の態度や行動に変化は起こりません。

(例)「お前のためを思って言っているんだ」

(例)「お前の成長のために怒っているんだ」

本当は自分が腹を立てているだけならば、部下は上司の言葉を聞き流すでしょう。

 

部下を「思いやる」気持ちを持って「関わった」時に初めて部下の態度や行動に変化が起こります。

(例)「あなたのために言いたいことがある」

(例)「今、あなたのために言っておきたいことがる」

「思いやる」気持ちと一緒にこう言えば、部下は上司の目を見てしっかりと聞く姿勢を取ってくれます。

 

上司・リーダーの皆様!

「関わる」前にすることがあります。

まず部下を「思いやる」ことです。

部下一人ひとりについて考える時間を作って下さい。

そして「どんな人材へと成長してもらいたいか?」考えてみて下さい。

更に「何を期待しようか?」と考えてみて下さい。

自然に部下のことを「思いやる」ことができるようになります。

 

本日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

 

 

 

 

 

 

 

 

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