上司が叱る時

上司・リーダーの皆様!

「叱るべき時に厳しく叱っていますか?」

「部下のために叱っていますか?」

パワハラが話題になり出してから数年

上司と部下の関係は大きく変わろうとしています。

良いことではありますが

気をつけるべき点もあります。

 

それが「叱る」という行為についてです。

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「叱る」のは部下の成長のため、「怒る」のは自分の感情を落ち着けるため。全く違うことであると理解することが「叱る」能力を身につける第一歩

 

叱ると怒るを区別する

まず最初に「叱る」と「怒る」

この違いを正しく理解することが欠かせません

 

・「叱る」⇒部下のために良くない言動を指摘する

・「怒る」⇒自分のために部下に感情をぶつける

 

「誰のために」が真逆であることを知ることがポイントです。

だから「叱る」ことは良いことです。

むしろ部下の成長のために「叱る」のは

上司・リーダーの重要な能力です。

叱るべき時とは?

では「いつ」「何」を叱るのが大切なのか?

 

・規律やルールを逸脱した行為があった時

 

キーワードは「行為」です。

そして「その瞬間」に叱って下さい。

(例)遅刻をすることは規律違反だ

(例)報告をしないのはルールに反している

(例)今の発言は相手に失礼だ

 

等、具体的な行動や発言を「叱る」こと

そしてなぜ「叱る」のか、理由を明確にすること

起きた瞬間に「叱る」ことで誤解が起きないようにする

この3つが大切です。

 

だからこそ組織内のルールや決め事は常日頃から

全員と共有をしておく必要があります。

部下の行動をいつも観察する必要があります。

部下に対して無関心にならないようにしてください。

叱るための能力

この「叱る」という行為は能力です

訓練が必要なリーダーに求められる必須の

リーダーシップスキルと言えます。

 

何が難しいのか?

 

・相手を信頼し期待すること

・自分の感情を持ち込まないこと

・相手の人格に踏み込まないこと

 

これらは相当な訓練が必要です

自然にできる人は少ないと思います。

 

特に感情を持ち込まず冷静で居続けること

これは高度なスキルです。

そして、そのために必要なことが

部下を信頼し期待するという覚悟です

 

人間はミスをします。

人間は時には手抜きをしてしまいます。

人間は時々間違いを犯します。

 

こうした出来事を一度たりとも許すこと無く

人格にまで踏み込んで「怒る」上司・リーダーが多いです

(例)お前は最低の部下だ

(例)お前さえいなければ

(例)俺に迷惑をかけるな

こんな言葉を聞いたことないでしょうか?

 

人は常に様々なことに影響を受けています。

見えない感情でそれらに対処しています。

だから、時には気の抜けた行動をすることもあります

その瞬間だけで判断をしてしまうと「怒る」ことになります

 

だから信頼し期待することが大切なんです。

(例)「何か問題があるの?」

(例)「何か困ってるの?」

(例)「何か悩んでるの?」

「叱る」だけでなく、そうなった原因に興味を持ち

問いかけることができれば人は心を開きます。

同じミスや間違いをして欲しくなければ

部下を信頼し期待するという「覚悟」を持ってください。

 

そのためにも常日頃から

部下と対話をする

部下の行動を観察する

この2つを意識してください。

きっと信頼感と期待感が高まります

 

上司・リーダーの皆様!

しっかりと「叱る」ことで

部下を育成しましょう

 

本日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

 

 

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