上司が言い訳をしてはダメ
上司・リーダーの皆様!
「部下に言い訳していませんか?」
「会社や他人のせいにしていませんか?」
最近こんな会話を何度か耳にしました。
「俺は会議で反対したんだよ」
「俺は言う事言ったよ」
「俺が知らない所で決まったんだよ」
「誰も解ってないないんだよ」
「決まったことだからよろしく」
こんな”言い訳”に何か意味があるでしょうか。
でも良く耳にする言葉だと思います。
自分のためか?部下のためか?
こういう発言をする前に
何を考えているかというと
「自分をどうやって守ろうか?」
きっと
こういう思考回路にはまり込んでいます。
多くの組織はこうした風土を持っています。
定年まで会社に居続けるためには
役に立つ手段であるかもしれないからです。
だから誰でもこの思考回路にハマる危険があります。
どうしたらこの思考回路に落ちないで済むか?
その方法は、こう考えることです
「部下はどんなストーリーで聞きたいだろう?」
話しを聞く側に立ってシナリオを書いてみることです。
「自分だったらどう話してもらいたいか?」
これでも大丈夫です。
大切なことは相手の立場に立つことです。
きっと”言い訳”から入るストーリーには
ならないと思います。
正直になることの価値
多くの場合
部下が知りたいことは
1.何が決まったことなのか?
2.どうやって決まったのか?
この2つだと思います。
その意思決定の場で上司がどう振る舞ったかは
対して興味のないことです。
だから正直に事実を伝えてあげて下さい。
(例)「○○さんの声の大きさに皆圧倒された」
(例)「社長のアイデアだから反対できなかった」
(例)「反対したが、自分に説得力が無かった」
など、リアリティのあるストーリーで語るのが大事です。
殆どの部下は自分で考えることができます。
下手に隠し事や言い訳を追加して
話しを長くするのは最悪の選択です。
簡潔に分かり易く事実を伝える
後は部下を信じる
部下は上司・リーダーを蹴落としたいわけではありません。
言い訳して自分の身を守る必要なんかありません。
自分のダメな点も含めて正直に伝えてください。
自分を守ろうとすると
逆に信用を失います。
誰も付いてきてくれなくなります。
どうか”言い訳”はしないでください。
部下は”言い訳”を求めてはいませんから。
本日も最後までお付き合いいただきまして
「ありがとうございました」