上司の役目は「危機感の醸成」

上司・リーダーの皆様!

自分の部署やチームに

「危機感は醸成されていますか?」

危機感は変革エネルギー

危機感という言葉を辞書で引いてみます

 

大辞林 第三版によると

ききかん【危機感】

このままでは危ないという感じ。不安な感じ。危機意識。
kikikan

「危機感」とは「自分で意識」する変革エネルギーのこと。「危機感の醸成」なくして「変わる」ことはできない

 
 
言い換えると「不安定な状態」と言えます。
この状態が「変革」には欠かせません。
 
無意識に習慣化された行動が繰り返される
「安定した状態」があります。
 
脳は「安定」が大好きです。
省エネで考えることにエネルギーを使わなくて
済む状態だからです。
 
脳はこの状態を維持することに全力を尽くします
だから人はそう簡単には「変われない」のです。
 
しかし、外からの刺激で今の状態が「不安定」になると
脳は「新たな安定」を求めて検索と思考を開始します。
そして「新たな安定」のための新たな習慣を築きます。
 
この外からの刺激こそが「危機感」です。
 
「危機感」という刺激を高めれば高めるほど
脳は変わろうとするので変革を加速します。
 
自分の中に「危機感」を醸成し強めることこそが
変革のためにやるべきことです。
 
これこそが上司・リーダーが求められていること
また発揮すべき能力だと思います。
 
「危機感」とは意識して醸成するものなのです。
 

「危機感」とは「現状把握の視点」

「危機感」はどうやって作るのか?

やり方自体はとてもシンプルです

 

1.今の現状を把握する

2.このままだと起こる将来のリスクを明確にする

 

とてもシンプルです。

何気なく繰り返されている「安定した習慣」を

違う「視点」から見て

その先にあるリスクを鮮明に描く

 

こうすれば「危機感」は醸成されます。

現状を見る「視点」を変えれるかだけがカギです。

 

「危機感」醸成は「習慣」との戦い

自分の中に、組織の中に

変革のためのエネルギーとなる

「危機感」を醸成できるかどうか

 

それは

「安定」をもたらす「習慣」との戦いです。

 

何か新しいことを考え、行動しようとすると

脳は無意識に自分に向けて

変わらないよう語りかけてきます

 

(例)「どうせうまくいかないよ」

(例)「今以上に苦労しても意味ないよ」

(例)「人から嫌われるよ」

(例)「今のままで大丈夫だって」

 

勝手に脳が自分を説得し始めます。

意識しないと気付かないうちに説得されてしまいます。

この悪魔の囁きこそが「習慣」を守るための

脳の「安定化」維持作戦です。

 

脳はあらゆる手を使って「安定」を維持するため

悪魔の囁きを仕掛け続けます。

 

「危機感」を醸成するには

この戦いに勝利し続けるしかありません。

 

毎日、何度も襲ってくる囁きとの戦い

これに対して

現状のままではリスクが待っている

という「現状把握」で戦いを挑む

 

あらゆる視点から現状を捉えて

いかに危険な状態にあるかを自分に言い聞かせる

 

これこそが「危機感」の醸成です。

 

この「危機感」が無い状態で

どんなに「ビジョン」を語っても

全く心に響くことはありません。

 

「変革」と言っても誰も変わりません。

「安定化」の壁に阻まれるからです。

 

上司・リーダーの皆様が今やるべき事

 

それは「危機感」の醸成です。

今のままだと将来どうなってしまうのか?

 

将来のリスクをリアリティをもって語る

これが変革を推進するリーダーに求められる

重要な能力です。

 

毎日の戦いを通じて

「危機感」を醸成してください。

強力な「変革」のためのエネルギーが

自分の中に、組織の中に

生まれてくるはずです。

 

こうなれば「変革」は加速します。

 

何をどうやっても変われない

と感じている上司・リーダーの皆様!

 

「危機感」の醸成にトライしてみてください。

「習慣」「安定」との戦いを始めて下さい

 

 

本日も最後までお付き合いいただきまして

 

「ありがとうございました」

 

 
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