「真似る」か「考えるヒント」にするか?
組織を率いるリーダーの皆様!
何か仕事の「やり方」を変える時
・他の事例を真似しますか?
・他の事例をヒントにして考えますか?
「考える」リーダーが頼られる
とある経営者の皆様の集まりで議論が巻き起こりました
どんな議論か?
「誰か成功した人のやり方を真似れば良い」
「誰かの成功をヒントに自分のやり方を考えるべきだ」
結構な大激論でした。
私の持論は
・人の成功事例をヒントに自分流を考える
です。
アスリートを見ていても
同じ競技でもプレイスタイルは人それぞれ
自分のチカラを最大限発揮できる「やり方」を
ルールの範囲内で探しているように見えます。
組織運営も全く同じだと思います。
たとえ同じ会社の中でも
部署が違えばやり方は違って良い。
パフォーマンスが最大化することが優先です。
そんな考えを持つリーダーが
確実に部下からの信頼を獲得しています
教科書は成果を保証しない
とかく日本人は「同じ」が好きだと思います。
教科書通りにやればうまくいくと常に信じています。
本当でしょうか。
例えば鎌倉幕府成立の年はいつか?
・1185年説
・1192年説
何年成立が正解かを重視していますが、
本当に重要なことは
鎌倉という土地に政権が誕生したことです。
「なぜそうなったのか?」
「その事がその後の日本にどう影響したのか?」
こちらの方が遥かに大事です。
誤解を恐れず言わせてもらえば
1185年でも1192年でも長い歴史の一瞬としては
どちらでもいい、という感じです。
何か正解があって「教科書」に書かれているはず
だから真似ることができるはず
こんな考えで変化の激しい時代は乗り切れないと思います。
考えるヒントを探し
自分で考えて仮説をもつ
そしてやってみて検証する
これが組織のリーダーのあるべき姿
だと常日頃思っております。
お手本を探し真似るような組織はダメです
社員のやる気が奪われます。
またそんな風土を変えるのもリーダーです
「真似」ないで「ヒント」にする
ぜひとも「考える」リーダーを目指しましょう
本日も最後までお付き合いいただきまして
「ありがとうございました」