できる上司は部下に選択を求める

上司・リーダーの皆様!

「部下は自分の行動と結果に責任を持っていますか」

「部下に意思を持って行動を選択するよう求めていますか」

組織内で毎日のように起こる議論のひとつとして

「誰の責任か?」

というのがあります。

この事について組織内で事前に合意(コンセンサス)を得ることは重要です。

スムーズに組織を運営するためにも

人間関係を円滑にするためにも

しっかりとした合意を取ることは

上司・リーダーにとって大事なことです。

責任には方向性がある

まず組織内での出来事に対する「責任」ついて理解する必要があります。

「責任」には2つの方向があります。

1.結果に対する組織への責任

例えば「達成率が95%」で終わったことで組織にマイナス影響を与えた。

この結果への会社に対する責任は上司・リーダーが取るべきです。

・会社に対して(会社という方向)

は組織の責任者が常に責任を取らないと組織である意味が無くなります。

報酬が高い理由を説明できなくなってしまいます。

上司・リーダーという役割りを受け入れた以上

絶対に逃れることはできません。

覚悟を持って結果と向き合うしかありません。

2.結果を導いた「行動」への責任

先ほどの例であれば「95%」という結果を導いた責任

これは実行した本人、つまり「部下」にあります。

・「行動」に対する責任(行動という方向)

についは部下が自分の責任において行動をしたはずです。

行動に責任を持たなくていい組織があるなら

その組織はすぐに崩壊するはずです。

誰も責任を取らなくていい組織がうまくいく可能性はゼロです。

そして

日々の職場を混乱させるのは2番目の「行動への責任」です。

部下としては自分の評価を下げる「結果」ついては責任を逃れたいという気持ちがはたらきます。

「言われた通りにやりました」

「自分だけの責任ではありません」

「もっと早くアドバイスしてくればよかったのに」

など、終わってから上司と部下が揉めることはよくあることです。

そうならないために

部下が自らその行動に対する責任が自分にあると認める環境を作る。

それを実現できる方法があります。

部下に選択を求める

それは常に部下に

・「行動」を選択させる

ということです。

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「どんな行動を取るのか?」その「選択」を部下に求めるのが上司・リーダーの役割り。「行動」と「結果」への責任を区別できる組織が成長する

上司・リーダーは部下に対して

「どうするかはあなたが決めることです」

「どんな行動を取ることに決めましたか?」

「その行動をすることに責任を持てますね」

こうした言葉を日々かけ続けることが大切です。

会社に対しての「責任」は上司が取るのですから

「行動」に対する責任しっかりとりと部下が取るべきです。

そして、部下自身が結果を振返り修正して再度行動する。

こうすることで部下が成長をしていきます。

「行動」自体への責任を部下に求めるのが上司・リーダーの役割りです。

ここをて抜くと責任問題で揉める職場を作っていしまいます。

しっかりと「選択」することを求めて下さい。

ただし、最大限のサポートはしてください。

見捨ててはダメです。

そこだけはご注意ください

今日のまとめです。

・「責任」には2つの方向がある

・会社に対しては上司・リーダーが責任を取る

・行動に対しては部下自身が取る

・上司やリーダーは部下に行動の「選択」を求める

・行動への支援を欠かさない

仕事は何となく任せるのではなく「選択」を通じて任せて下さい。

それが部下の成長を加速させます

本日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

 

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