上司は「答え」を用意してはいけない
上司・リーダーの皆様!
「部下に答えを教えていませんか?」
「部下に考える機会を与えていますか?」
部下から「相談」があることは良いことです。
ただ、「相談」にどう対応するかで部下の成長に差がでます。
1.答えを教えると
・「指示」を期待する「考えない部下」になる
2.アイデアやヒントを与えると
・「主体性」を持った「考える部下」になる
どっちの部下になっもらいたいですか?
「相談」の受け方
自分で考える人になってもらうため
部下が「相談」に来た時に上手な受け方があります。
「どうなることが目標なのか?」
「今どうなっているのか?」
この2点を部下に話してもらうことです。
NG:「今、こんなことで悩んでいます」
NG:「このやり方が判りません」
これらは、ただ現状から抜け出したいだけの「相談」で「上司への甘え」です
「相談」は目標と現状の「ギャップ」を埋める手段を探すため
上司に「ヒント」をもらうためにするものとしてください。
・答えを教えて自己満足に浸らない
・指示して仕事の効率だけを追求しない
優れたリーダーは
「部下の成長」による「部下の成果」を通じて
会社に業績で貢献をします。
そのために、あえて遠回りと苦労を背負うものです。
「相談」に「アイデア」「ヒント」で返す
「相談」への上手な対応方法は
・「アイデア」として自分の考えを伝える
・考えるきっかけとなる「ヒント」を与える
・意思決定を部下に任せる
これが上手な対応方法です。
困っているわけですから、
「自分で考えろ」
だけでは部下は途方に暮れてしまいます。
かと言って、教えてしまっては元も子もない。
ちょうどいいのは、
聞いた話しを参考にしながら「考える」状態にすることです。
「こんなやり方もあるかもね」
「こんなデータ集めてみたら」
「最近の社内レポートに参考になる事例あったよ」
など、一歩前進できる状態にしてあげることです。
どうしてもできなさそうであれば
「選択肢」を与えてあげて下さい。
A:「○○をする」
B:「△△をする」
上司:「どうするかは自分で考えて決めなさい」
こうすることで「最終決定」は部下が自分の意志でする状況になります。
「相談」は部下が「成長」する「チャンス」です
上司の「自己顕示」や「自己満足」のきっかにしないでください。
さっさと「答え」を教えて「自分の時間を守る」こともしないでください。
部下が「考える」ための支援をしてあげてください。
今日のまとめです。
・「相談」は部下が「成長」する機会
・「目標」と「現状」の「ギャップ」を聞く
・「アイデア」や「ヒント」を与える
・部下が「自分で考えて」「答え」を見つける場にする
上司・リーダーの皆様は部下と話すための時間を作らなくてはなりません。
大変だとは思いますが
・部下の成長こそが組織の成長
部下のために時間を使いましょう
本日も最後までお付き合いいただきまして
「ありがとうございました」