できる上司は面談前に助走を取る

上司・リーダーの皆様、

・面談の前に事前の対話をされていますか?

6月で上半期が終了する企業も多いのではないでしょうか。

この時期は「上期の目標振返り」「下期の目標設定」に時間が取られますよね。

その時に行う「面談」を有効に活用する方法があります。

・面談前に少しずつ話しを始める

という方法です。

・事前に日程とテーマを全員に発信する

・テーマについて考えているか聞いてみる

・他に話したい事があるか聞いてみる

この3つの行動を上司がとるだけで「面談」はとてもスムーズに進みます。

是非お試しください

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面談前に何度も面談のテーマを問いかけると、面談がうまくいく

人は急には話せない

なぜ、こんな事をするのか?

・人はその場で急に本音は話せない

・人は考えていないことを急には話せない

からです。心の準備が必要なんですね。

ほっておくと忙しい業務の中ではスケジュールだけ入れて、ぶっつけ本番。

こんな「面談」が多くなってしまいます。

そうならないために、日々ちょっとずつジャブを打っておくのです。

具体的な内容は「面談」で話すので、ジャブの段階では声を掛けるだけです

「テーマについて考えてみた?」

「何を言うかイメージできてきた?」

「準備は進んでいる?」

こんな感じで”ぶっつけ本番”を回避してください。

そうしないと「面談」をこなすための発言がその場で連発します。

上司・リーダーの皆様も部下のその場しのぎの言葉を聞きたくはないですよね。

日頃考えたり、感じている本音が聞きたいですよね。

そのためにも、少しずつ対話を始めて「面談」に繋いでください。

繰り返すと習慣化する

人の脳は繰り返し起こる事を無意識で優先して実行するようです。

「昨日も聞かれた。今日も聞かれた」

こうなると、だんだん人は予測するようになります。

「また聞きに来たな」

脳は効率化を追求しますので、準備をするために「考える」司令を出すようになります。

上司・リーダーの顔を見る度に「面談」でのテーマについて繰り返し考えます。

「この半年は自分で決めたことがどれ位できたの?」

「来期は何を実現したいの?」

「将来の姿は明確になっている?」

こういうテーマについて、部長・リーダーの皆様が部下に近づいていくだけで脳が反応します。

こうした問いかけを一年も続けるとどうなるか。

・部下は考え続けます

・部下は言ったことを実行するようになります。

・部下は自分から発言し行動するようになります。

このような状態まで来ると「面談」はもはや部下のためのイベントになります。

部下が自ら「面談」を活用して「振返り」と「目標設定」をするようになります。

試しに「面談」をエントリー制にしてみてください。

上司・リーダーの皆様が対応できる日時と場所をリストにして

早い者勝ちでエントリーしてもらう、というやり方です。

部下にとって役立つ「面談」であれば、あっという間にに埋まります。

予定が合わない部下は別の日程にならないか相談してきます。

こうなれば最高の状態ですよね。でも、本当にそうなりますから。

繰り返し続けることで「考える習慣化」を活用してください。

面談は繰り返すのがコツ

ということで、本日の結論ですが

・「面談」は助走を取る

・「面談」は繰り返すことが大事

です。

毎月、同じテーマで同じ時間繰り返していくことが成果に繋がります。

部下は自然に準備するようようになります。

部下は自然に言ったことを行動するようになります。

なぜか?

「聞かれるから」です。

「自分で言ったことはやってるかな?」

この「問い」が部下の記憶に刷り込まれていきますから、

「やらないとまずい」

「どうせやるなら何をやろう?」

という展開になっていきます。

こういう状態こそが

・本来の面談の目的

です。業績評価を言い渡したり、ダメな点を指摘するのが「面談」ではありません。

・可能性と成長度合いを共有する

のが「面談」に期待する効果です。

「可能性」や「成長度合い」なんて普段は意識していないことが多いです。

だからこを急にやってもうまくいかないんですね。

「面談」前から繰り返しジャブを出して部下が意識して考える機会を作る。

この重要性についてご理解いただけたでしょうか。

やってみてください。

きっと見違えるような「前向きチーム」になりますので。

「面談」の前に助走を取る

この「習慣」を手に入れていただきたいです。

本日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

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