信頼されるために自分を知る
自分を知るのは難しい
リーダーをされている皆様、
「自分はどんなリーダーなのか知ってますか?」
この問いに正確に答えるのは大変難しいです。
人は自分で自分のことを見ることができません。
その原因は、他人を理解するより自分を理解するための情報の方が少ないからです。
人は他人を理解しようとする時に「視覚」を使い見て手に入れる情報を活用します。
相手の表情、体の動き、場合によっては服装などを情報として理解を促進します。
でも、自分で自分の表情や無意識の体の動きを知ることはできません。
だから、他人を知ることよりも、自分を知ることの方が難しんです。
だから、人は都合よく思い込むんです。
「自分はこんな性格だ」
「自分はこんな人として見られているはずだ」
と思い込んで、それを前提にして人とコミュニケーションしようとします。
ここにギャップが生まれます。
案外、人は違う理解をしていることがあります。
相手は、あなたが伝えていないつもりのメッセージを表情や態度から受け取っています。
「怒ってない振りをしてもバレてます」
「軽蔑していることもバレます」
「信頼していないことも伝わってしまいます」
結構バレているもんです。
「そんなことは無いよ」
と言っても手遅れなケースはいっぱいあります。
フィードバックをもらおう
自分を正確にしるためには、
・人からフィードバックをもらう
という方法で可能になります。
ここでの「フィードバック」の意味は
1.見たままの事実
2.聞いたままの事実
3.感じたままの事実
を正直に返してもらうという意味です。
上司だからという気遣いは一切抜きにして、正直な言葉で伝えてもらえるかどうかがとても大事です。
「目が引きつっていました」
「足で机を軽く蹴り続けてました」
「絶対に許さないという表情をしていました」
「いつも目を合わしてもらえません」
こんな鋭いツッコミが返ってくるのが「フィードバック」です。
自分の成長のために、本気の「フィードバック」を求めましょう。
どうすれば、部下は遠慮なく本気を出すか?
「上司としての成長をしたいから」
という一言を伝えて「フィードバック」が部下にマイナスインパクトを与えることが無いことを約束して、お願いしてみてください。
思いもかけない「フィードバック」が返ってきます。
ここで、ワンポイントアドバイスです。
目的と強い覚悟を持って聞かないと、立ち直れない状態になる確率高いです。
「なんでそんなとこに気付いているの?」
っていう事がいっぱい出てきます。
でも、こういう驚きが多いということは、正直に話してくれた証拠です。
絶対に部下を恨んだりしないでください。
むしろ、感謝をしましょう。
認識ギャップがなくなると信頼される
・自分が思っている自分
・部下からフィードバックしてもらった自分
この2つの自分が出揃ったら、後は自問自答です。
「何が本当の自分なのか?」
これが判れば、とても気持ちが楽になります。
・言葉を選び過ぎなくなる
・見栄を張らなくなる
・プライドを捨てられる
・正直でいられる
そうなると、部下も接しやすくなります
・上司に話しかけやすい
・上司に相談しやすい
・上司に言いたいことをいいやすい
とても良い関係が築かれます。
・信頼関係が高まるので、部下に任せる気持ちになります。
・部下も上司のために積極的に行動を取るようになります。
・全員の人生が充実してきます。
「フィードバック」をもらうのは勇気がいりますが、
もっと自分がリーダーとして成長するために、部下に頼んでみてください。
上司が成長しようとチャレンジする姿は部下の「やる気」を引き出します。
・本当の自分を求めて下さい