怒鳴る上司は損するばかり
先日、駅のホームで見かけた人がいます。
スマートフォンに向かった怒鳴り散らしてます。
「何回言ったらわかるんだ!バカじゃねえのか!」
「お前のせいで俺が怒られてるんだよ」
「なんでお前が俺の部下なんだよ」
「さっさとやり直せよ!」
何かミスがありお得意先に怒られたんでしょうね。
さて、駅のホームはどうなっていたかというと、
かなり混雑したホームですが
怒鳴っている人の
周囲1~2mに人は居ませんでした。
近くに居ると嫌な気分になるから距離を取りたかったんでしょうね。
そう言う自分も距離を取ってました。
損をするのは自分
このホームにできた1~2mの空間は何を意味するのか?
・怒鳴るような人と保ちたい距離
これを表しているんだろうと思いました。
怒鳴る上司の部下は職場で距離を保っているような気がします。
部下に距離を空けられると
・報告もない
・情報も入らない
・相談にも来ない
・本当の事を教えてもらえない
こんな上司になってしまうのではないでしょうか?
これでは仕事で成果を出すことは出来ないです。
成果が出ないから評価されず、昇進・昇格もありません。
結局は「怒鳴り損」ということになると思います。
役職や立場に負けない
さて、先ほどのホームで怒鳴っていた人の話しに戻りますが、
その後電車内で予想外の事が起きました。
さっきホームで怒鳴っていた人が、
お腹の大きい女性を見かけた瞬間
「ここに座ってください」
と驚くようなスピードで席を譲ってあげました。
意外な展開にびっくりしました。
普段はとても心の優しい人なんですね。
では、なぜ仕事だと怒鳴るのか?
・役職や立場に飲まれている
これが理由だと思います。
「俺は上司だから仕事ができないとまずい」
「部下には厳しく接しないといけない」
「部下になめられたくない」
こんなプレッシャーに襲われて、思わず怒鳴ってしまう。
こんなことではないでしょうか。
部下を頼る上司でいいんじゃない?
ただ、思うことがあります
「上司が部下に助けてもらったダメなの?」
「部下に知らない事を教えてもらったらダメなの?」
「上司と部下では役割りが違うでしょ?」
歴史的に存在した”年功序列”の風土が色濃く残ってる気がします。
世の中は一定で、年数分経験が多く、同じ仕事ならベテランが上手
今はこんな時代じゃないです、これからもずっと。
スマートフォンひとつとっても、どんどん新機能が追加されます。
上手に使いこなすのはいつでも若い人達です。
上司だろうが、ついていけない物にはついていけないのです。
上司の役割りは部下が活躍できる環境を作り、成果を認め評価することです。
上司の役割りを理解し、
任せるべきことは部下に任せたほうが上司としていい仕事ができます。
部下を自分の手足の如く扱って、思い通りに動かないと怒鳴り散らす
これでは部下は上司のために頑張りません。
ミスはダメですが、それを受け止める寛大さが上司には求められます。
チームで仕事をする時に一番大事なことは
・チームが一体になる
ことではないでしょうか?
そのためには上司が無駄なプライドを捨てる必要があります。
・部下を信頼し任せる
・何事も冷静に受けとめる
プレッシャーに負けず本来の自分の良さを生かして
仕事をできるようにしたいですね。
本日も最後までお付き合いいただきまして
「ありがとうございました」