できる上司は「指示」せず「奉仕」する

上司・リーダーの皆様!

「部下に『奉仕』していますか?」

hanashikakeru

上司・リーダーは常に部下に関心を持ち 彼らの成功・成長に必要なモトを提供する役割りを担っている

最近は「リーダーシップ」という言葉が使われる場面が増えています。

この「リーダーシップ」における大事な要素のひとつが

・部下に「奉仕」する

この意味をどう理解し、行動するかが大切です。

「従う」と「奉仕」するの違い

「従う」と「奉仕」の違いを部下の立場から理解してみます。

・「従う」は自分の意志を捨てて言いなりになる

・「従う」のは自分の身を守るため

・「奉仕」は自分の意志を行動に移す

・「奉仕」するのはチームの成果を出すため

こうなります。

上司・リーダーからの「強い指示」があった時に「従う」か「従わない」かの葛藤があります。

そして「従う」時の部下の心の中では

「その方が楽になれる」

「『従って』済むならさっさとやっちゃおう」

こうのようなセルフトークが起きています。

実は「自分の身を守って」「楽になるために」「自分の意志を捨てる」という

プロセスを辿っていきます。

「主体性」も「創造性」も「挑戦」も全くありません。

ただ「言われた通り」「行動」するだけです。

一方で「奉仕」するためには「考える」必要があります。

「どうやったら役に立てるだろうか?」

「どうやったらあの人が助かるだろうか?」

「自分は何を求められているのだろうか?」

「奉仕」する時には

・相手やチームのことを優先します

・自分を犠牲にする可能性を受け入れます

・苦労する可能性を受け入れます

「従う」場合とは全く違うプロセスを辿ります。

「主体性」「創造性」「挑戦」が全て存在します。

部下が「奉仕」したい気持ちになるようにする。

それが上司・リーダーの大事な役割りではないでしょうか。

「指示」より「奉仕」が良い理由

上司・リーダーから見て「奉仕」の有効性を考えてみます。

「指示」をした時、特に「細かな指示」をした時

部下は「従う」か「奉仕」するかどちらの選択をするでしょうか?

・指示に「従う」

という結果になります。

つまり部下から

「主体性」「創造性」「挑戦」を奪うことになります。

「もっと主体性を持て」

「創造性を高めろ」

「思い切って挑戦しろ」

これらの「指示」が機能しない理由はこれで明らかになったと思います。

・「指示」は「従う」ことを求めている

ということです。

では、上司・リーダーにとっての「奉仕」とは何か?

・部下の成功・成長のために必要な支援をすること

が「奉仕」です。

(例)外部の研修に行く機会を提供する

(例)幹部へのプレゼンを任せてみる

(例)アイデア出しを頼む

など、一人ひとりの部下に今何が必要かを見極めて、

必要なモノを手に入れための環境を作ることが「奉仕」です。

そうすると部下は

「主体的」に「創造」をして「挑戦」することになります。

つまり

・上司が「奉仕」すると部下も「奉仕」する

ということになります。

チーム全体が「主体性」「創造性」「挑戦意欲」に溢れます。

「指示」は部下やチームの成長には役立たたないです。

部下やチームの成長を目指すなら「奉仕」をしなければなりません。

今日のまとめです。

・「指示」すると部下は「従う」

・部下は「従う」時に「主体性」「創造性」「挑戦」を捨てる

・「奉仕」は成功・成長のために支援すること

・「奉仕」は相手のために行動すること

・上司、リーダーの「奉仕」に部下は「奉仕」で返してくる

・「奉仕」には「主体性」「創造性」「挑戦意欲」が全て含まれる

・部下やチームの成長のために上司・リーダーは「奉仕」をする必要がある

本日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

 

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