「考えた」と「考えたつもり」の違い
上司・部下を持つリーダーの皆様!
「考えるとはどういう事でしょうか?」
情報化時代・技術開発が加速する時代
あるいは、人口減少時代という事も言えますが
「時代の変化を認識して考えているでしょうか?」
”考える”を考え直す必要があると感じます
企業成長の手段が変わった
なんて事は無い話しからしてみます
”トヨタのクルマは世界中で生産されている”
ただ単純に捉えれば、それだけの事のように感じます
でも
考え方を変えると
”日本人じゃなくてもトヨタのクルマを作れるようになった”
という捉え方もできます
”勤勉”で”手を抜かず”さらに”長時間”働き続けられる
こういう”かつての日本人の強み”が当たり前になりました
同じようにできる国の人達が増えてきた
機械が代わりにやってくれるようになった
何よりも考え直さなくてはいけないことは
「大量に低コストで安定した品質で商品を作る」
ことは企業が成長するチカラにはならなくなった
という事にまず気付く必要があると思います
もう買ってくれる人は増えないんです
少なくとも日本国内の多くの市場では
さらに、同じように作るだけなら出来る人も機械も増えました
新しい企業成長の方法を生み出す必要があるんだと思います
そこに気付き変革をしないから日本はいつまでも不況なんだと思います
「考えた」を再定義する
大量生産、大量消費時代の「考えた」というのは
「言われた事を理解し、言われた通りにできる」
こうなれば「考えた」ことになっていたんだと思います
昔を思い出すと、学校の先生から
「他の子のやり方をよく見て考えなさい」
と何度も言われた気がします、それで良かったんです
人が増えている時代はみんなと同じようにやるので良かったんです
でも21世紀の「考えた」ま全く違うと思います
「新しい情報や知識を加えて今までと違うアイデアを思いついた」
これが21世紀の「考えた」だと思います
だから常に新しい情報を入手し、新しい知識を学ぶ必要があります
今までとはちがうやり方を創造する必要があります
ベテランなんて言葉を使って学ぶことを止めることはできません
「新しい情報と知識をインプットして今までと違う事をする」
これが出来るようにならないと21世紀では成長できない
そう思うようになりました
「何か新しい事を学びましたか?」
「何か新しい情報を取入れましたか?」
「何か今までと違うやり方を思いつきましたか?」
これが21世紀において
「21世紀で考える事ができたかどうか?」
を問う質問だと思います
長く日本を支えてきた20世紀の「考えた」は
「考えたつもり」になっただけという事です
人に言われた事や見た事をそのまま取り入れても
「考えた」事にはならないしもう役に立たないんですね
同じものが今より沢山必要な時代じゃないんですから
本日も最後までお付き合いいただきまして
「ありがとうございました」