職場では「コーチング」の前に「リーダシップ」
部下を持つ上司・リーダーの皆様!
「チームのゴールを示していますか?」
「ゴールへ向けチームの意思統一はできていますか?」
職場でのコーチングは少しずつ広がっているようです
同時にコーチング導入による混乱も広がっているようです
「なぜ職場でコーチングがうまく機能しないのか?」
多くの職場で
1.明確なゴールが示されていない
2.ゴールに向けてチームの意思統一ができていない
3.上司・リーダーと部下の関係性が曖昧になっている
部下が混乱しているからだと思います
上司はコーチにはなれない
1on1の対話を導入する会社が増えつつあります
このために行われるのがコーチング研修
ここでこんな言葉を参加者は耳にします
例:コーチとクライアントは対等
例:答えはクライアント側にある
などを真に受けるとコーチとなる上長・リーダーは
質問と傾聴をするだけの存在となり
アドバイスも提案もしなくなります
これを部下が受け入れらないために
職場での1on1が混乱をしてしまいます
現在の職場には上限関係が存在します
例:上司と部下
例:先輩と後輩
この前提を無い事にして対話をするのは無理です
上司や先輩はその役割を果たすべきだからです
職場において
上司・先輩はコーチにはなれないし、なるべきではない
と思います
リーダーシップの発揮が先
もう一つ1on1コーチングが混乱する理由があります
「なぜやるのかを部下が理解できていないから」
つまり
「我が社や我が部署は何処へ向かっていくのか?」
「どんな姿になることを求められているのか?」
「それとコーチングに何の関係があるのか?」
という方向性、進めべき行先、進め方が示されないからです
例:決まったからやるぞ
例:やれって言われたからやるぞ
という管理型のコーチング導入に部下が困惑するんです
コーチングの前に「行先」を示すことが先です
全員で同じゴールを目指すという意志統一が不可欠です
これは「リーダーシップ」によって行われることです
上司・リーダー・先輩が「行先」とそこを目指す理由を部下に伝える
これなくしてコーチングをしても混乱しか起きないと思います
コーチングはゴールへ向かうための支援でしかないからです
今の職場で
「部署としての目指す姿・行先」が示されている
ということはまだまだレアケースだと思います
会社から降りてくる「計画」はありますが
上司・リーダーが自らの意志として示す「行先」は
ほぼ存在しない状態で業務が進んでいると思います
コーチングは「行先」に進むための支援でしかありません
だから「行先」が定まらない状態では機能しません
これがコーチングが職場に混乱を招く理由だと思います
多くの職場に必要な事は「行先」です
だから「リーダーシップ」がまず求められます
上司・リーダーが「行先」「目指す姿」を示す
ここから始めることが大事だと思います
「本日も最後までお付き合いいただき」
「ありがとうございました」