良い研修に欠かせない「問題提起」
やって意味にのある研修に欠かせないモノ
それはいったい何でしょうか?
多くの研修は
会社が用意をして社員が参加する
こういう形態になっていると思います
こうした企業研修が有効に機能するために
絶対に欠かせないモノ
それが
「問題を提起する」
ということです
共感を呼び覚ます
多くの企業研修において
参加者の皆様は様子見からスタートします
例:何で集められたんだろう?
例:どんな内容なんだろう?
例:何をさせられるんだろう?
こうした様子見を解決するのが
「問題提起」による共感の醸成です
例:ルールだけで残業は減らない
例:仕事が増えているのに働き方改革とは?
例:業績が伸びないのは現場のせいじゃない
など働く人達は色んなことを思っています
では開催される研修は何の問題に向き合うのでしょうか?
これを明示しない研修は意味を持たないと思います
例:残業を減らすスキルが必要だ
例:働き方の意味を理解する必要がある
例:市場の変化に対応しないと業績は伸びない
など研修が向き合う問題を明確にすることが大事です
この「問題提起」が的を得ていれば
参加者の皆様は研修テーマに共感を持ってくれます
ここでやっと参画意欲が高まって主体性が生まれます
解決策を決めるのは参加者
企業研修を有効に機能させるために
「問題提起」と同じくらいに大切なことがあります
それが
「解決策は参加者が自分で決める」
という参加者の主体性を担保することです
仮に「問題提起」はしたとしても
例:この通りにやってください
例:やり方を覚えたかテストします
例:いついつまでにレポートを出して下さい
と参加者を型にはめるような指示はしてはいけません
これらは研修をする側の自己満足になるからです
研修を主催する側の人達が
”自分達はいい仕事をした”
という満足感と評価を得たいためにやりがちです
でも
研修の評価はそこでするものではありません
参加者がその後の業務で研修内容を生かして
成果を出す事が出来たかどうかが研修の評価です
そのためには
参加者に研修後に実務における活用プランを立ててもらう
ことが必要なこととなります
①何の業務に活用するのか
②どんな成果を目標にするのか
③いつを期限にするのか
④具体的には何から始めるのか
こういうことを決めてもらいます
この時とても大事なことがあります
一人ひとりが違うプランになるということです
同じ業務をして同じ問題に直面している人はいません
セールスであってもお客様も違えば問題も違います
だから研修後のプランは全て参加者が自分で決めないと
何の意味も無いんです
企業で意味のある研修を実施するためには
1.研修自体が問題提起をすること
2.研修後のプランを参加者が自分で決めること
この2つが絶対に欠かせない要素です
研修を実施したという履歴を残すための研修こそが
残業削減や働き方改革の足を引っ張ります
「何を問題だと考えて研修を実施するのか?」
「参加者から引き出したい共感は何に対してか?」
この問いへの答えが良い研修へと導いてくれる
そのように思います
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」