できる上司は「能力」の意味を知っている
上司・リーダーの皆様!
「なぜ上司・リーダーになったのでしょうか?」
「上司・リーダーが持つべき『能力』は何でしょうか?」
最近決して新しくない「法則」を良く見たり聞いたりします。
『ピーターの法則』 (「ピーターの法則 創造的無能のすすめ」ローレンス・J・ピーター)
「組織において人はおのおのその無能レベルまで昇進する」
なぜ良く見たり聞いたりするのか?
組織内で「階層化」による「機能不全」が増えているのではないでしょうか?
つまり「立場」に応じた「役割り」を果たせない人が増えている。
あるいは、その事によって様々な問題が発生しているから。
「立場」は「能力」を求める
組織では「目立った成果」を出すと「昇進」します。
目標達成を続けた人が管理職に昇進するということです。
ここで大事なことは
・昇進後の立場に必要な「能力」が求められる
ということが「見落とされている」ことです。
組織というのは良く出来ていて、
「上司」の足らない部分を「部下」が補う仕組みです。
たまに聞きませんか?「無能な上司の下で有能な部下が育つ」って。
この組織の特徴が引き起こす問題は
・無能な上司が上司で居続ける
ということにあります。
ちなみに誤解を防ぐために言葉の意味を共有させて下さい。
・「能力」は学んで身に付ける技術です
・「無能」とは「学んで」「能力」を持とうとしない状態です
つまり「管理者としての能力」は「学んで」身に付けることができるものです。
「無能な上司」とは「学ぶ」努力を怠っている人のことです。
「無能な上司」は「権力」を使って「無能を隠す」という行為に出ます。
「役職名」を間違えて呼ぶとメチャクチャ怒る人見たことないですか?
結構多いと思います。なぜなら
今の組織の運営形態では、今の「立場での成果」で「昇進」を判断しますから
「無能」な上司・リーダーが誕生するリスクは高い状態にあります。
「能力」を持っている人が昇進するわけではないのです。
だから上司・リーダーとしての実力に差がつくのは「昇進」後の「学び」によるのです。
「できる上司」にはふたパターンあります。
1)昇進してから「学んで」「能力」を身に付けた
2)昇進前から「学んで」「能力」を身に付けていた
いずれにしても「学んで」「能力」を身に付けなければ「できる上司」にはなれないんです。
では「できる上司」が持っている能力とは?
・リーダーシップ能力
・人を育てる能力
です。どちらもプレーヤーである時には必須ではない「能力」です。
この「能力」を持っているかいないかで差が出ることになります。
できる人は「学び」続ける
多くのケースで
「できる上司」は「学んで」「能力」を身に付けた努力家です。
持って生まれた「才能」でうまくやっている人は少数だと思います。
昇進してからも「学ぶ」という努力ができる人たちは、
昇進したことに満足して「権力」を振り回して自己満足するようなことはしません。
「謙虚」に「学び」足らないものを手に入れる努力を続けます。
そして、
「できる上司」へと成長していきます。
「学び続ける」ことが求められる時代になったということです。
今現場で活躍を出来ていて昇進を目指している人がいるならば
「学んで」「能力」を身に付けて下さい。
昇進は「ご褒美」ではありません。
新たな「挑戦」の機会です。
いい意味で「あの人変わったよね」と言われるように「学んで」ください。
今日のまとめです。
・組織は「無能」な人を生むリスクを持っています
・立場に応じた「能力」を「学ぶ」必要があります
・「学び続ける」人だけが「できる人」でいられます
どうか誰からも「信頼」される人で居続けてください。
昇進で自分が不幸な目に合わないよう「学んで」ください。
本日も最後までお付き合いいただきまして
「ありがとうございました」