働きがいのある職場には「働く意味」がある

上司・リーダーの皆様!

こんな「問い」を部下にしたことありますか?

「何でここで働き続けているの?」

これ、凄く大事な「問い」なんです。

「やる気」と「行動」つまり「モチベーション」を高めることができるからです。

egao

仕事は人生を充実するためにあるものです。

仕事はしかたなくやる事なのか?

多くの人は今この職場で働いている理由について考えていません。

本当は人生のある瞬間に自分の意志で選択してこの職場にいるはずなのに。

そして、この職場で働く以外に選択肢は無いと思い込んで消極的に働いている人が大半です。

一方で「独立」や「転職」でしか「仕事での充実度向上」は実現できないと思っている人も多いです。

その根本原因は、学校を卒業したら「お金を稼ぐために」就職するのが「当たり前」という日本の文化にあります。

だから「少しでも給与が高く」「安定して働ける」会社を職場として選んでいます。

定年まで働いて退職金を貰うことが「安定した暮らし」の実現に繋がると自分に言い聞かせています。

「不満」もあるし「本当の夢」もあるのに、自分で自分を騙して毎日仕事をしているかもしれません。

この問題は深いのでここではこれ以上深掘りしませんが、そんな理由で職場を選んでいる現実があるということをご理解いただければと思います。

「仕事をする」ということと「職場を選ぶ」背景がこうした状態にあるとすれば、日々どこかで耳にする

・主体性や自発性

・創造やチャレンジ

が「指示」しただけではできないのがお分かりいただけるのではないでしょうか。

だから冒頭の「問い」を活用して、改めて「仕事をする」意味、理由、目的を考えてもらう必要があります。

「お金を貰うため」

「なんとなく」

「それが当たり前だから」

というような理由で働いていては「創造」「チャレンジ」は生まれないので、会社が成長するチカラを手に入れることができないのです。

仕事と人生をつなぐ

では、冒頭の「問い」である

「何でここで働き続けているの?」

を活用して何をすればいいのか?

・「仕事」に「目的」を持ってもらう

・「仕事」を生かして「人生の充実度を高める」

こんな状態に部下一人ひとりを導くことがやるべき事です。

キレイ事だと思われるかもしれませんが「主体性」や「自発的行動」はこれ無くして実現できないです。

「どんな人生なら幸せなのか?」

「どんな仕事をしていたいのか?」

「今の仕事で手に入れたいモノは何か?」

これらの「問い」を何度も何度も「笑顔」で「軽やか」に続けてみてください。

最初は部下から不思議な顔をされたり、反感を買うかもしれません。

「なんでそんな事聞くの?」

「聞いてどうなるんだよ?」

こんな感じになるでしょう。

その時に上司・リーダーとして「問い」掛ける目的を自分の言葉で語って下さい。

私は以下のように語っていました。

「働いている時間だけ寿命が縮まっているよね。つまり『命懸け』で働いてるんだから、どうなりたくて命をかけているかについて真剣に考えることは意味があると思うよ」

どんな言葉で語るかは人それぞれです。

語りかける目的は

・自分の意志で仕事をしておもらう

・人生は常に自分で選択できる

・今の状況は自分が選択をした事

という仕事にたいする深い理解をしてもらうことです。

それぐらいやらないと「主体性」や「自発的行動」は起きないという事です。

別の言い方をすれば気安く「主体的になれ」とか「自発的に行動してもらいたい」と言ってはいけないというこです。

言う以上は「仕事の目的」を引き出す「関わりを持つ」覚悟を上司・リーダーはするという事です。

これからの上司・リーダーの「役割り」は重たいです。「管理」「評価」だけでは済みません。

部下の「人生」に「関わる」のが「役割り」となります。

そこまでしないと「組織」は成長し続けるエネルギーを手に入れることができない時代です。

本気で部下の「人生」を充実させる覚悟を持ちましょう。

今日のまとめです。

・仕事に目的を持っていない部下は多い

・仕事が人生を左右することを自覚してもらう必要がある

・自分で選択して今があるということを再認識してもらう必要がある

・改めて仕事に目的を持ってもらうのが大事

・何度でも「働く理由」を問い続ける

・「主体性」「自発的行動」が見られるまで問い続ける

・「部下」の「人生」に「関わる」覚悟をする

大変な時代になりましたが、やり甲斐も高まってきました。

上司・リーダーとしてどんな「選択」をしますか?

今日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

Print Friendly, PDF & Email

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です