共有目標が大切:提案営業力
提案営業を強化するうえで大事な問いがあります
(問)「お得意先と共有している目標は何?」
提案営業で大事なポイントは
1.得意先のお役に立つ
2.自社の業績が向上する
3.その状態が継続する
この3つだと考えます
何を目標として共有するか
提案営業が定着しない組織でよく起こる事は
「得意先と共有する目標を議論しない」
この”共有目標”という言葉をうまく生かせていません
”共有目標”とは
「両社にとって意味がある目標」
という定義にしています。
例えばとあるメーカーが売りたい”洋服”があったとします
この”洋服”をお客様が買ってくれること
これは
1.メーカーにとって良いこと
2.お店にとっても良いこと
つまり
共有目標=お客様に買ってもらった”洋服”の数や金額
これが”共有”です
でも現実にはそうならない事が多いです
それはなぜか?
メーカーの管理・評価指標が”納品額”になっているからです
ヒトは評価に強く影響を受けます
”納品額”で評価されるなら”納品額”を増やすことを考え行動します
そうなるとお客様に買ってもらうことを軽視してしまいます
(例)「店長、お願いですからあと5万円仕入れしてください」
(例)「店長、あと5着仕入れしてくれればお安くします」
こんな”お願い営業”が発生してしまいます
提案営業で大事なこと
それは
1.両社の業績を拡大すること
2.そのために協力し合うこと
だから”共有目標”が欠かせないモノなのです
”綺麗ごと”だと思われるかもしれませんが
これができている企業は利益率を向上させています
余計な”安売り”や”値引き”あるいは”返品”などのコストがが激減するからです
無駄な商品の動きが減るので”物流コスト”も激減します
両社にとって良い事を”共有目標”として達成のために努力するからです
”共有目標”
この言葉の意味と重要性を理解することは
提案営業を本気で実現したいなら
欠かす事のできないプロセスです
「お願い営業を無意識にやっていませんか」
本日も最後までお付き合いいただき
「ありがとうございました」