できる上司は小さな成功体験を見逃さない
上司・リーダーの皆様
「職場で毎日いくつの成功体験が生まれてますか?」
「成功体験を部下と共有していますか?」
重い責任を背負っている上司・リーダーとしては「大きな成果」を常に期待しがちです。
でも実際に良く見てみて下さい。
「大きな成果」は人が気付かないような「小さな成果」の積み重ねでできています。
成果を出した本人も「成果」だと気付いていないケースが多いです。
小さな成功体験が行動を促進する
「誰もが驚くビジネスプラン」「大口契約」は突然生まれたりしません。
担当者が日々こつこつとトライをし続けて、「行動」を積み重ねた結果です。
そのプロセスは「小さな成功体験」の連続なので目につかないだけです。
でも本人はその「小さな成功体験」で「自分を鼓舞」してやり続けたわけです。
「やっとアポイントを取れた」
「参考文献を見つけた」
こんな程度の小さな出来事も最終成果に結びつく事であれば「成功体験」です。
「成功体験」とは
・ゴールに到達するために必要な体験
だと思います。だから大小は関係ありません。
もしかしたら見た目には失敗のような出来事もあるかもしれません。
でもゴールにたどり着くには必要だと感じたら「成功」です。
この本人しか気付かない、あるいは本人も気付いていないような
「小さな成功体験」を見つけて「成功だということ」を部下と共有できれば
部下は苦労が報われた気持ちになり、
・自分の成長を感じる
・貢献感を持てる
・次の行動に進む
など「成長」と「行動」が「自発的」に加速していきます。
・人は認めてもらいたい生き物
です。褒めるまで行かなくても大丈夫です。
「うまく行ったね」
これだけでいいんです。この一言を部下に一日何回言えるかが大事です。
「こんな小さな事も見てもらえてるんだ」
「こんな事も成功と見ていいんだ」
そう思えただけで、部下の行動は加速していきます。
小さな成功体験を探し続ける
部下に「主体的に」「積極的に」行動してもらいたい。
と思うなら
・部下の「小さな成功体験」を全て見つける
ことに全力を注いでみてはどうでしょうか。
「そんな程度のことを成功と言うのか?」
と思うかもしれませんが、もう一度お伝えしたいです
・大きな成果は「小さ成功体験」の積み重ね
です。だから「小さな成功体験」が必要なんです。
そういう目で職場を見渡してみてください。
たくさん「小さな成功体験」が起きているはずです。
「全員から会議参加の返信があった」
「時間内でプレゼンを完了できた」
「キーマンと名刺交換ができた」
「大口顧客から始めて相談された」
事の大小ではなく、ゴール到達に必要な事であるかどうか?
この一点で部下の行動を観察すれば、たくさん「成功体験」を発見できるはずです。
そしたら
「うまく行ったね」
とその行動を認めてあげてください。
ちゃんとお互いに「何がうまく行ったのか」を共有できるようにするためにも
「成功体験」が起きた瞬間に声をかけるのがコツです。
小さい出来事なので、あまり時間が経ってしまうと
「何について『うまく行った』と言われてるんだろう?」
という事になります。
観察して、その場で認める。これが大事です。
今日のまとめです
・大きな成果は「小さな成功体験」の積み重ねの結果です
・ゴール到達に必要な出来事は全て「成功体験」です
・「小さな成功」は本人も気付かないことすらあります
・「小さな成功体験」を全て発見し「成功」であることを共有する
これで職場は「主体性」「積極性」に溢れた場になります。
「人が成長します」「組織として成果が出ます」
・「結果」よりも「プロセス」に目を向けてみませんか?
本日も最後までお付き合いいただきまして
「ありがとうございました」