できる研修講師は個別対応する

多様性に対応できる研修とは?

これからの時代は「変化への対応」「多様性への対応」などと言われます。

そこで気になる事があります。

「企業研修は多様性に対応できていますか?」

seminar

参加者の多様性に対応できる研修講師を見つけましょう

新入社員研修が一段落した頃に始まるのがリーダー研修、階層別研修などですね。

そこに参加してくる従業員の方は、経験を積み実績も上げている人達です。

一人ひとりのバックグラウンドも違い、仕事観も違うでしょう。

恐らく手に入れている知識・スキルも違うでしょう。

なのに、よく見かける研修タイトルは

「ロジカルシンキング研修」

「プレゼンテーション研修」

「ファシリテーション研修」

など、参加者全員を一律の状態にあることを想定しているように見えます。

ただ、もっと問題なのは

・研修講師が全員を同じように扱うこと

です。参加者の経験、スキル、知識などにバラつきがあるのに、それを無視して同じカリキュラムを全員に提供することです。

こうなる理由は簡単で

・シナリオ通りにしか進められない講師の実力

がそうさせているのです。

研修参加者の中には驚くほど高いスキルを持った人がいることがあります。

そんな時にはその人のスキルを参加者に移植した方が効果があります。その会社のやり方に合っているんですから。

そんな時に二種類の講師の顔が出ます。

1.できる参加者に協力してもらう講師

2.できる参加者を敵対視する講師

どちらの講師に研修を依頼すべきかは明らかです。

これからの時代、研修をする講師が100%参加者より知識・スキルを持っているとは限りません。

・自分の実力と参加者の実力を融合する

こういう講師に研修を依頼しましょう。

事前の検討が大事

研修の目的と成果は何か?

・参加者が研修内容を生かして実務でこれまで以上の成果を出すこと

です。だから研修は終わってからが始まりなんです。

とは言え、どんな人に研修を頼んだらいいいか迷うと思います。

迷わないために大切なことは

・研修の目的と期待成果を明確にする

つまり事前の検討をしっかりとやることです。

案外ここが出来ていないケースが多いです。

対象者と時期と予算だけ決めて、研修会社に丸投げするようでは困ります。

一番迷惑するのは参加者なので、しっかりと「事前検討」をしてください。

研修の目的と期待成果を研修会社に明確に伝えることができたら、提案はそれに添って行われます。

「アフターフォロー」まで含めて提案内容をしっかりと吟味して下さい。

この時、必ず確認すべきことがあります。

・研修スタイル

です。

「講義型」「ワークショップ型」「講師との対話型」

これが事前検討した目的と成果に直接的に影響します。

特にスキルアップを期待するなら「講義型」は絶対にありえません。

なぜか日本では流行りものみたいに扱われた「白熱教室」をご存知でしょうか?

マイケル・サンデル教授が講堂を埋め尽くした学生達と哲学について「対話形式」で講義を進めます。

・参加者がどこまで理解しているのか?

・参加者は意義を感じているのか?

・次に何を扱えば参加者のためになるのか?

こういうことを考えている講師は研修に必ず「対話」を取り入れます。

質疑応答じゃないですよ。「対話」です。

・一緒に正解を探す

ために「対話」をして、参加者が自分なりの「正解」を見つける支援をするやり方です。

個別対応できる研修講師しか「対話」は取り入れません。

参加者の方が優れた「正解」を出す可能性があるからです。

過去の実績にしがみつくプライドだけの研修講師はこれを許しません。

できる研修講師はむしろこれを狙います。

多様性の時代ですから。全部知ってるなんて無理ですから。

是非、事前検討をして優れた研修講師に出会う準備をしてください

合って話すこと

どうやって、できる研修講師であるかどうか見極めるか?

・会って「対話」をする

これしかありません。自分の五感で感じて判断して下さい。

ただ、できる講師が持っている特徴があります。

・参加者に強い興味を示す

・テキストよりオプションツールを充実させている

・研修後のフォローに関心が向いている

・事前打合せに参加する

これらの特徴を持っている研修講師を選んで下さい。

参加者に興味を示さない研修講師だけには依頼しないほうが良いと思いますよ。

毎度お決まりのカリキュラムを一方的に行う講師なので、参加者が誰かなんて関係ない講師ですから。

今日のまとめです。

・研修は参加者の成果出しに貢献するためにするもの

・参加者は多様なので個別対応できる研修講師を探すこと

・事前検討をして実際に会ってから講師を決めること

これが主催者も参加者も満足できる研修の条件です。

本日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

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