イオニックメソッドとは・・・
・28年間務めた企業において、「働いてみたい人気の部署」作りを実現した対話術
・部下が「自発的に行動する」「互いに協力してチームワークが最大化する」理想の職場作りを可能にする職場での対話術
・コーチングスキルを職場での日常会話で使える、職場での信頼関係構築スキルにまとめ直したもの
それがイオニックメソッドです。
イオニックメソッドの特徴
①やり方(How)が明確で、ツールもあるので誰でも簡単、確実に実行できる。
②これからのリーダーに欠かせない職場作りのための対話術が手に入ります。
③プロフェッショナルコーチからの支援があるので、最後まで無理なく継続できる。
メリット
①効果的かつ効率的な仕事の仕方が手に入る。
②お互いに信頼し、助け合える働きやすい職場を作れる。
③社内で働きたい部署として人気になる。
④部下が自ら目標を掲げて成果を出してくれる職場になる。
⑤自分の評価に拘らない心の広い部下だけがいる職場になる。
⑥社内外から一緒に仕事がしたいと声がかかる職場になる。
唯一のデメリット
・職場に変化が出始めるまでに時間がかかる(通常半年~1年の継続が必要です)
※人が変わろうとする時には強い意志と決断そして勇気と継続が必要です。
お客様の声
「仕事をすることが楽しいと思えるようになった」と部下から言われた。
「自分に合った仕事を見つけることができ、会社に貢献できる自信を回復した」と部下から言われた。
「入社して5年、初めて朝、出社したいという気持ちになれた」と言われた。
「この部署に来られて本当に良かった」と部下から言われた。
「同期がこの部署に来たいと言っている」と部下から言われた。
「職場から揉め事やミスが無くなってきた。」
「こうしたい、という部下からの提案が増えた。」
「部下同士が助け合うようになり、自分の出番が殆ど無くなった。」
「他部署からの相談や協力依頼が増えた。」
イオニックメソッド作成までの経緯
ここからは、1988年に企業に入社してから今日に至るまでの経緯をお伝えすることで、谷雅之という人間とイオニックメソッドを理解していただくパートとしたいと思います。
長くなりますが、ご興味のある方はどうぞお付き合い下さい
何となくサラリーマン時代(1988~1999年頃)
私が入社した時代はバブルの後半で、大学を卒業したら就職して働くのが当たり前、一流企業に入り定年までの安定した収入と安定した生活を手に入れるのが就職活動、という流れで私も無事にライオン株式会社というメジャーな一部上場企業に入社できました。当時はパソコンも無い、携帯電話も無い、あるのは固定電話だけの”アナログ時代”でしたので、先輩社員や上司からの直接のサポートも手厚く、のんびりとした時間の流れの中で普通のセールスとして活動をしていました。仕事をする目的は
「大学卒業したら会社員になって働くのが当たり前だから」
「生活するための収入を得るため」
「稼いだお金でプライベートを充実させるため」
だけでした。営業目標は達成できたり、できなかったり。評価も良かったり、悪かったりという普通の社員でした。特に何かを学び成長しようとか、外に目を向けようという自己啓発意識もなく、唯一こだわっていたとしたら
「給料やボーナスをもらう時に、これぐらいもらって当たり前だと思える仕事をしよう」
ぐらいで10年強過ごしました。
勘違いをしていた時代(2000年~2011年頃)
2000年に東京に転勤をして、マーケティング部門で仕事をするようになりました。その2年前に結婚をし、翌年に長女が生まれてさらに翌年転勤。本来であれば家事や子育ての支援をすべきところですが、なんとなく仕事に没頭していました。メーカーのマーケティング部門は忙しいです(恐らくどの会社でも)。朝は7時過ぎに出社して夜は日付が変わるころに帰宅する毎日、休日に働くことも多かったのですが、それが普通だと思って淡々と過ごしていました。何事も全部自分の都合で決めていました。慣れない土地での慣れない子育てを妻に丸投げしていたことは、後で大いに反省をいたしました。
ただ、唯一セールス時代から変わったのは「学習」する習慣を持ったことです。といっても、そのきっかけは自分からではなくマーケティングを全く知らなかったので、本を読んだりセミナーに行ったりして学習する必然性から発生したからでした。
そんな学習習慣の中、偶然出会った本「リーダーシップ論」ジョン・P・コッターで仕事をすることに目的を持つべきだという気付きを初めて得ました。この本を読まなかったら今の自分は居なかったと思います。
「ゴールを設定する」
「ゴールを目指す意味と必要性を明確にして共有する」
こんな言葉を使って仕事をするようになっていくと、プロジェクトから声がかかったりし始めて仕事が楽しくなってきましたが、同時に「勘違いの日々」が始まりました。
「正論は絶対に通せる」
「正解がありそれを見つければ誰でも仕事で成果が出せる」
自分ひとりが正しい答えを持ち、他の人は正しい答えにしたがって決まった通りの仕事をすればうまくいく、と大きな勘違いをしてしまいました。しかも「答え」といっても所詮は本で読んだかセミナーで聞いた言葉ですから、自分で考えて覚悟を決めて発した言葉などではありませんでした。それでも仕事は進んでいきました。
仕事中の発言は「本」や「セミナー」から借りてきた言葉ですから間違っていることは少なく、社内でも通用しましたが周囲からは「生意気だ」「理屈っぽい」と思われていたと思います。実体験ではなく「読んだり」「聞いたり」したことで人を動かそうとしていたわけですから、薄っぺらで信用できない存在だったでしょう。
それでも、周囲の優秀な仲間(本当にライオン株式会社は人材に恵まれていると思います)のお陰で、2009年に新たな営業スタイルを導入する目的で新部署を立ち上げる事ができました。1年後に自分も新部署に参加をし、部長代理的対場で仕事をしたのですが、「勘違い」は続いたままでした。新しい営業スタイルは会社の成長、利益拡大、市場シェア拡大に貢献するのは目に見えているのだから、誰もが実現を目指して行動するのが当たり前だと思い込んでいました。いちいち詳しく説明しなくても誰もが黙って自分から行動するはず、と勝手に思い込んでいました。突然新しい部署に呼ばれた人達は何をしていいのか解らずに、本当に辛い日々を過ごしたのだと後になって気付くことになります。職場で会話をする人は限られ、会議でも発言が無いか、あってもネガティブな発言ばかり、人間関係も良くない状態になっていきました。
その後新部署は「部のミッションとビジョン」はメンバーに伝えて、理解を得て、共有できるまで”対話をする”という「リーダシップ」の大原則を実務のレベルで実践して理解出来ていなかった自分が招いた重苦し空気の職場へと変わっていきました。私との信頼関係を築けていないメンバーが前向きに仕事に取り組めるはずもなく、成果もたまにしか出ません。社内ではこんな質問が続きました。
「君の部署は何をする部署なの?」
「何を頼めばいいの?」
「なんでそんなにたくさんの人が必要なの?」
コーチングとの出会い、失敗と再生の時代(2011年~2014年)
結局新部署は一度その役割をいくつかの部に分散させる形で消滅しました。この消滅までの最後の一年で出会ったのが、今回のイオニックメソッドのベースなっている
「コーチング」
でした。当時は会社にいるのが辛く、そうはいっても何とか糸口を見つけなければとセミナーに出かける毎日でした。そのセミナーのひとつで偶然「コーチング」という言葉を聞きました。中身は全く理解できていませんでしたが、今まで知らなかった新しい手法なら何とか状況を変えられるかもしれないと思い飛びつきました。
コーチング習得の努力はその後2年間継続することができ、プロフェッショナルコーチの認定を手に入れるレベルにまで上達しましたが、新部署自体は先程お伝えしたように一度解散となりました。
解散後は「内省」の日々です。新しい部署での仕事をしながらも、「何が足りなかったのか?」「どうすべきだったのか?」「どうすれば今度はうまくいくのか?」自問自答を真剣に繰り返しました。そして気付きました。
「メンバー一人一人と真剣に向き合って話し合う」
「メンバー全員を心から信頼して期待する」
これだと!
幸運にも、「新部署が目指していたこと」「新部署が出したいくつかの成果」は会社から見てもらえていたようで、10ヶ月後にチーム(「部」ではなく部の中の「室」)として復活をすることができました。今度がラストチャンス、内省からの気付きを生かして絶対に成功させると心に決めました。ただしコーチングのスキルは未熟だったので、考えに考えた結果としてコーチングの要素をバラバラにして、出来そうなことから取り入れることにしました。これがイオニックメソッドを作り上げるきっかであり、大事な特徴にもなりました。
コーチングを学んでいることは部下に伝えてはいましたが、あえて最初はコーチングセッションを設けることはせず、日々の対話と関わりにコーチングの特徴を活かしていきました。
「相手の目を見て話す」「話す時は相手の方に体を向ける」
「話しは遮らずに最後まで聞く」「話しやすい雰囲気を作る」
「感謝を言葉と態度で伝える」「正直に向き合う」「敬意を払う」
「信頼する」「承認する」「行動を促進する」
毎日必ずメンバー一人ひとりと”対話”をする、更に定期的にチーム全員で話し合う職場作りを続けました。するとこんな言葉がメンバーから出始めました
「◯◯をやらないとチームの目標は実現はできないと思う」
「◯◯をやってみたい」
「◯◯が必要だから導入すべきだ」
ここからチームの成長は加速しました。メンバーは私の指示命令型管理(マネジメント)から開放され、自分で考えて行動できる環境を手に入れました。チームの結束力も高まり、どんどんと成果が出て、いろんな部署から相談を貰えるようになりました。そして2014年に再び部として復活をすることとなります。人数も大幅に増やしてもらいました。完全復活です。
職場作りの集大成(2014年~2015年末)
再生した部署では「リーダーシップ」の発揮を基本とし具体策として「コーチング」の要素をバラバラにしてどんどん取り入れました。もちろん時には指示・命令をすることもありました。なぜなら、職場ではすぐに解決しなくてはいけない課題が幾つも待っているからです。その状態で「ゴールは?」「有効な資産は?」「何が必要だと思う?」という会話は役に立ちません。解決する事が最優先の課題の場合は良く説明をした後で上長として指示をする。考えることが大事で、いろんなやり方を試せる事はコーチングする。この仕訳をすることが職場でコーチングを活用する時に大切なことだと気づきました。
「コーチング」は職場作りに100%有効です。コツは要素にバラして日常業務に取り入れることです。
・相手の名前をさん付けで呼ぶ(対等な関係)
・相手の許可を得てから話しを始める(合意)
・朝の挨拶は相手の目を見てその人にする(承認)
・メールの文面は”◯◯さん”から始める(承認)
・業務報告には全てリアクションする(フィードバック)
・一人ずつと部内での役割り、目標、評価方法を話し合い共有する(目標設定)(合意)
・面談のテーマは毎回「将来の姿とその実現のために今の仕事をどう生かすか、とその進捗」(ゴール設定)(進捗確認)
これらの行動を徹底して継続した結果、たくさんの成果を生み、他部署が欲しがる人材が育ち
「働いてみたい部署」(恐らく社内で人気ナンバーワン)
にすることが出来ました。一緒に仕事をしてくれたメンバーには心から感謝をしております。
イオニックメソッドとして体系化(2016年)
そして、これまで実践してきた「リーダーシップ」と「コーチング」を活用した「職場作り」のための「対話術」を体系化して広くお役立ちをしたと考え、職場で使えるコーチングを体系化しました。
イオニックメソッド
と命名して新たな人生のスタートを切りました。
「コーチング」は職場作り「リーダー」の持つスキルとして100%有効です
ただ、職場への導入には工夫が必要です。そのまま持ち込むと職場が混乱をします。職場には短期的に対処すべき問題が溢れています。少ない人数で増える仕事、短くなる納期に対応し残業も減らさなくててはいけない。そんな中でいきなりコーチングセッションとして30分新たな時間をメンバーに用意してもらうことは難度が高くリスクとなります。そもそも部下はコーチングを求めていないし、期待もしていない。あるいはコーチング自体を知らないのですから、良い成果が出ることはありません。成果の出ないセッションによってコーチングをする上司も自信をなくしていきます。やがてコーチングを活用する頻度が少なくなり、職場からコーチングが消えていきます。
コーチングセッションを職場に持ち込むのは導入段階では危険です
ではどうするのか、コーチングの優れた点をひとつずつ取り込んで
日常の職場での会話をコーチング要素を活用した”対話”に変えます
「合意」「承認」「フィードバック」「ペーシング」「ゴール設定」「棚卸し」
「進捗管理」「行動促進」「成果出しの加速」
これらのコーチング要素を日常の職場で使えるようにまとめたもの、それが
イオニックメソッド
です。いつもの会話を「対話」に変えることでメンバーの仕事への意欲は高まり、行動が促進され、成果出しが加速します。極端な事を言えば、お届けするツールの「問い」をそのまま読むだけで実践できます。
そして半年~1年後には皆様が率いるチームは
「主体性を持った他部署が羨む人材」に溢れ
「あなたの部下になりたい」と言われ
「社内で注目される、成果が出て人が育つ」
チームになります。一番喜ぶのはあなたの部下となるメンバーの皆さんです。
そして皆様ご自身はリーダーとしてのプロフェッショナルなスキルを
ひとつ手に入れることになります。それが
”職場での対話術”
です。
時間はかかりますが
「メンバーが毎朝、喜んで出社してくる居心地の良い職場作り」
「プロフェッショナルなリーダーとしてのスキル習得」
を一緒にやってみませんか?ゴールに到達するまでしっかりとご支援させていただきます。
イオニックメソッドをベースとした研修活動(2016年~現在)
企業を中心に研修、セミナーをご提供しております
毎年の登壇日数は100日を超えています
ご満足もいただけているようで
多くのお客様から継続して研修のご依頼をいただております
このペースを今後も維持できるよう
社会情勢の変化に対応したコンテンツをお届けしてまいります
ここまで長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
谷雅之とイオニックメソッドにご興味をお持ちいただければ幸いです。