「反省」じゃなく「振り返り」をする

今年もよく耳にした言葉があります

”ブラック企業”

そう判断されてしまう企業や職場と

そうでない企業や職場との違いは何処にあるか?

その一つに部下に求めるモノの違いがあると思います

「反省」か「振り返り」か?

実はこの二つには大きな違いがあります

「反省」と「振り返り」は見る方向が真逆です

「反省」とは責任追及のこと

今のような一年を総括するタイミングにおいて

部下が最もしたくない事のひとつが

「反省」

です。でも多くの職場で求められています

では「反省」の中身ななんでしょうか?

1.できなかった事の整理

2.できなかった理由の宣言

3.自分の責任度合の明言

ほぼこの3つで構成されています。

どういう内容になるかというと

”過去の不具合に対する自分の責任を明らかにする”

ことによって

”マイナス評価を受け入れる準備をする”とともに

”上司の責任回避の根拠を提供する”こととなります

こんなことに部下が一所懸命になるはずありません

職場に来たくなくなるのも当然だと思います

ぶかという立場の人にとって

「反省」は百害あって一利なし

そう思います

「振り返り」は次の一手を決めること

一方で「振り返り」とは何をすることなのか?

1.自分が目標としていた事を振り返る

2.できた理由と出来なかった理由を明らかにする

3.次の打ち手を決める

何よりも大事な事は

”次の打ち手を決める”という将来が存在していること

ここが「反省」と全く違います

 

「反省」は不具合だった過去を整理して終わります

リカバリーもリベンジも出来ません

あとは評価結果を待つのみです。

一方で

「振り返り」は次のゴールと進め方を決めます

結果の良し悪しは問題ではありません

将来というこれからに目を向けて

今より良い状態に進むことが目的です

「反省」と「振り返り」では見る方向が真逆です

・反省  ⇒ 過去を見る

・振り返り⇒ 将来を見る

 

このように整理をしてみると

一年の終わりにやる価値があるのは

「反省」か「振り返り」かどちらか?

きっとご理解いただけるのではないでしょうか

 

「反省」ばかり求めてしまうと

”うちの会社or職場はブラックだ”

と部下に言われてしまうかもしれません

お気を付けください

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

 

 

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