「反省」と「振返り」の違い

部下を持つ上司・リーダーの皆様!

「部下に”反省”を求めていますか?」

「部下に”振返り”を求めていますか?」

この2つの違いは部下の成長や

主体性の発揮に強く影響します

「反省」と「振返り」は違います

「反省」を求め「責任の所在」を明らかにしても何も次に生かせない

「反省」とは

仕事に置いて「反省」とは

「結果に対する自分の責任を明確にする」

こういうことだと考えるべきです

(例)失敗したのは私のせいです

(例)この部分の準備をしなかった私の責任です

(例)私がこう説明すべきでした

など以下の3つを明らかにすることです

1.結果

2.要因

3.責任の所在

 

では

「反省」の対象は何か?

「終わった事」

です

 

終わった事について整理をしています

これからどうするかは存在しません

仮に存在したとしても

(例)がんばります

(例)何とかして挽回します

など曖昧な精神論で終わります

これが「反省」です

「振返り」とは

一方で仕事における「振返り」とは

「結果を分析し次の一手を決めること」

です

「振返り」でもっとも大事なことは

次の一手を決める

という点にあります

 

「振返り」でも確かに”終わった事”を扱います

扱いますが「反省」との違いは

1.次の一手を考えるために扱う

2.責任の所在は後の話し

だから「振返り」の対象は

「これから(将来)の行動」

になります

(例)いつまでに再訪問をします

(例)資料の何ページ目をこのように修正します

など具体的な行動として有効な次の手を

明らかにしていくのが「振返り」です

つまり「成功」するまで続ける前提なので

責任の所在など議論する必要はありません

本当に完全に失敗に終わった時にだけ

責任の所在を考えればよいことです

 

世の中では

「PDCAを回せ」

「仮説と検証を繰り返せ」

という言葉をよく耳にします

しかし

なかなかそれが体質化しない

その要因の根本原因は

「振返り」ではなく

「反省」を求めているから

ではないでしょうか?

 

大切なのは

「振返り」

です

「次の一手を考える」

ことです

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

 

 

 

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