「先入観」を持たない:職場でコーチング

職場にコーチングを導入されようとしている皆様へ!

本日のコーチングポイント

1.先入観を持たない

「先入観」を捨てないと相手の話しを素直に聞くだけでコーチングセッションはレベルアップします

100%素直に聞く

職場でのコーチングの難しさ

それは

お互いの事を知っていることです

(例)「この人はこんな感じの人」

(例)「こんな性格の人」

対話を始める前から相手に先入観を持っています

 

この「先入観」をそのままにすると

コーチングセッションがうまく進みません

「先入観」が相手の話しを素直に聞くことを

邪魔してくるからです

 

特にコーチが「先入観」を持ってはいけません

クライアント(部下)が一所懸命話しているのに

コーチ(上長)は先回りをしてしまうからです

「多分こういうことを言いたいんだろうな」

コーチがこう思った瞬間に聞くことを終えてしまいます

後は聞いている振りをして質問を考え始めてしまいます

 

コーチングで最も大切な事は

「クライアント(部下)の話しを素直に聞くこと」

言葉だけでなく態度や行動にも注意を払うこと

なぜなら

「何」を「どんな感情」で話しているかが大事だからです

(例)「がんばります」

この一言も背景ある感情によって本当の意味は変わります

(例1)「自信ないけでやります」という気持ち

(例2)「わくわくしてきました」という気持ち

この違いをコーチはクライアントと共有する必要があります

(コーチ)「表情が固いけど本当はどう思ってるの?」

などクライアントの本音に迫る「問い」ができるかどうか

それは素直にクライアントの話しを聞けるかどうかです

「言葉」と「感情」をキャッチできるかどうかです

 

コーチングセッションでは「先入観」を横に置いて

目の前のクライアント(部下)の話しを素直に聞くべきです

 

感じた事を率直に伝える

コーチングでクライアントに良い影響を与える

そのための有効な手段が「フィードバック」です

 

この「フィードバック」もとても難しいスキルです

間違った「フィードバック」は

「自分が伝えたい事を伝えるフィードバック」

「自分の考えを伝えるフィードバック」

「アドバイスになってしまうフィードバック」

コーチが伝えたい事を伝えてしまうと間違いです

 

正しい「フィードバック」は

「見た事をそのまま言葉で返す」

「伝わって来た事をそのまま言葉で返す」

「感じた事をそのまま言葉で返す」

(例)「両手を握りしめてましたね」

(例)「不安が伝わって来ましたよ」

(例)「迷っているなと感じましたよ」

クライアント(部下)が更に自分と向き合う機会を作る

クライントのために伝えるのが「フィードバック」です

 

業務上の業績評価や年次考課、査定を伝えるような

フィードバックとは全く別物です

 

職場でコーチングセッションを行う時には

何よりも意識していただきたいこと

それが

「素直に相手の話しを聞くことに集中する」

このことを大切にしてみてください

仕事を通じて持ってしまった「先入観」

これを一度横に置くのがコツです

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

 

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