できる上司の要件は何か?

部下を持つ管理職の皆様!

「できる上司になる条件で何でしょうか?」

「出来る上司」かどうかの採点基準は変わりました。成功体験を武器に指示、命令をしても部下はついてきてくれません

上長の役割が変わった

最近強く感じることがあります

「上長の役割は完全に変わった」

ということです。

 

これまでのようなやり方では部下が成果を上げられなくなったということです

(例)「上長の指示通りやっても良い結果が出ない」

(例)「上長の言っていることと現実が違っている」

大量消費、マスマーケティングの時代は同じ事をやればほぼ同じ結果が出ました

でも今は個別消費、パーソナルマーケティングの時代です

そのお客様が望む商品やサービスを提供しないと買ってもらえない時代です

お客様によって欲しい商品やサービスが違う時代です

それなりに満たされた時代です

だから御用聞きに行っても「別に欲しい物はないよ」と言われて終わります

セキュリティーがしっかりしていて勝手に事務所の中に入ることや玄関先に座り込むなんてできません

過去の成功体験をもとにして指導、指示、命令をするやり方は通用しなくなりました

 

では上長は何をするのか?

部下の創意工夫と終わりなき挑戦を支援することです

(例)「何をやるべきだと思う?」

(例)「どうすればもっとうまく行くと思う?」

(例)「やってみてどうだった?」

(例)「次はどうする?」

良い結果が出るまで、良いやり方が見つかるまで挑戦をし続ける部下を育てる

べつの言い方をすれば失敗から学び成功を手に入れる行動ができる環境を作ることです

 

最近気付いた事のひとつに良い成績を収めている組織の責任者が意外と存在感を出さないことです

(例)部下の話しを楽しそうに聞いている

(例)部下からの頼まれごとを喜んでやっている

(例)会議で端っこに座って様子を見ている

(例)相談されたらアドバイスはする

なぜこういう行動を取る人の組織が成果を出すのかというと

 

「部下が成長して活躍する組織だけが成果を出せるから」

 

当たり前なんですがこれをできる上長とできない上長が存在します

できる上長の特徴は先ほどのようなものでとにかく部下を主役に押し上げます

自分は必要な時以外は前に出たり意見は言わないで支援に回ります

 

一方できない上長は何をしているかというと

(例)「何でも報告を求める」

(例)「全ての案件に口を出す」

(例)「自分の存在をアピールする」

(例)「部下からの気づかいを要求する」

(例)「叱責して部下のせいにする」

かつてのような成功体験を武器に「俺様についてこい」型の上長は成果を出せないと言えます

俺様が活躍した時代は過ぎ去った過去であり二度と戻っても来ません

 

上長として「できる上司」として認められたいなら

これからの時代が求める上長の役割を果たすための挑戦をすることが不可欠です

上長になったら過去の成功体験は一旦横に置いて上長としての成功を改めて追及すべきです

 

「何をすることが『できる上司』になることなんでしょうか?」

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

 

 

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