とある会社の役員会議での社長の一言です

「この場で自己アピールするのは止めてくれ」

自分をアピールしない。ポジションを守ろうとしない。リーダーに求められる基本スタンスのようです

役割を果たすのが仕事

なぜ役員さんの多くが自己アピールしてしまうんでしょうか?

長い年月をかけて目指すポジションを手に入れた

手に入れたポジションは絶対に手放さない

こんな気持ちが強く働いてしまうのでしょうか?

役割を果たす事より自分が今のポジションにふさわしいことをアピールする

この言動に対して先ほどの社長は声を発したのだと思います

 

社長はさらに続けました

「知恵を出すことと決断するのが経営陣の仕事だ」

「業績と社員からの評判で役員の評価は勝手に決まる」

「役割に果たす事に専念しもらいたい」

 

相手視点で自分を客観視する

コーチングでよく行うセッションがあります

・自分を客観視する

(問)「部下はあなたをどんな上長だと思っているでしょうか?」

(問)「部下はあなたに何を期待しているでしょうか?」

(問)「部下はあなたからどんな関わり方をしてもらいたいでしょうか?」

(問)「部下があなたに止めてもらいたいと思っている事はどんな事でしょうか?」

こうした「問い」について考える事で自分と正面から向き合ってもらいます

人はどうしても自分を良く見せようとしてしまいます

自分側から自分を見る癖が付いているので自分を客観視するのが苦手です

その特性が会議での自己アピールという形になって現れていると思われます

 

役員というのは人の期待に応える知恵と決断をし責任を取るのが役割だと社長さんは言いたかったのだと思います

だとするならば役員クラスの議論では様々な人の立場から議論をする事が重要です

(問)「社員はどんな決断を期待しているのか?」

(問)「お客様は何を求めているのか?」

(問)「取引先は我が社をどう評価しているのか?」

知恵を絞り勇気ある決断で人の期待に応えればその役員への評価は自然に高まります

 

先ほどの社長さんの言葉を借りるならば

上長がやるべき事は

・人の期待に応える知恵を出すこと

・人の期待に応えるための決断をすること

・業績に対して責任を持つこと

・社員から信頼される行いをすること

上長がやってはいけない事は

・自分をアピールすること

・自分のポジションを守ろうとすること

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

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