部下の話したい事を最初のテーマにする:職場でコーチング

職場にコーチングを導入されようとしている皆様へ!

本日のコーチングポイント

1.最初のテーマは部下に決めてもらう

コーチングのテーマは部下に決めてもらいましょう 「今話したい事は何?」

 

コーチングは部下のための時間

職場でのコーチングに苦労されている方の共通点てしてテーマの決め方があります

特にセッションでの最初のテーマをどうやって決めるかたです。

【うまく行くケース】

(上長)「今話したい事は何?」

(部下)「残業が減らない事についてですかね?」

(上長)「じゃあ、今思ってる事を自由に話してみて」

 

【うまく行かないケース】

(上長)「今日は業績評価をテーマにしたいんだよ」

(部下)「はい、わかりました」

(上長)「あなたは何を評価してもらいたいと思っているの?」

 

コーチングには大原則があります

 

「セッションは部下(クライアント)のための時間である」

 

業績評価のフィードバックや異動内示のための面談とコーチングを完全に区別することが大切です。

コーチングセッションでの主役は部下(クライアント)です。

セッションの終了時点で目指す姿は

 

(部下)「話すことができて良かったです」

 

と心から感想を言ってくれる状態です。

上司が話したい事を話して満足してしまってはいけません。

仮にどうしてもテーマにしたい話題があるとしても

最初のテーマは部下に決めてもらわないとセッション全体の主役の座を奪うことになります。

 

部下をセッションの主役にしないと何がマズイのか?

「上長(コーチ)に気を使っ発言をするから」です

部下の頭の中のセルフトークはこん感じになります

(部下)「どんな答えを期待しているんだろう?」

(部下)「何と答えるのが正解なんだろう?」

コーチングセッションでありながら、部下は上長の期待に応えることに集中していくことになります。

結果コーチングセッションは上長のための時間になってしまいます。

部下からすれば何の気付きも得られない時間になり主体性やチャレンジ意欲が全く引き出されることなく終わることとなります。

 

繰り返します

職場でのコーチングでよく忘れられていること

 

コーチングセッションは

「部下のための時間」

「部下が話したい事を話す時間」

「部下が気付きや機会を手に入れる時間」

 

コーチングでは上司としてではなく部下が立ち止まって頭の中を整理して、自分の中に”やる気”を見つけるためのサポーターに徹してください

そのきっかけとしての最初の問いかけは

 

「今話したいことは何?」

 

部下の話したい事からセッションを始めてください

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

 

 

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