上司は部下の正面に座らない:職場でコーチング

職場にコーチングを導入しようとされている皆様へ!

本日のコーチングポイント

1.座る位置を工夫する

コーチングでは斜め45度の関係に座ることをお勧めします。 お互いにマイペースを維持しやすい関係です

座る位置で気持ちが変わる

コーチングセッションで苦労をされている方の多くが部下と真正面に座っています

意外な共通点だと感じられたかもしれませんがとても大事なポイントです

コーチ(上長)とクライアント(部下)座り方のパターンは以下の通りです

1.机を挟んで真正面に向き合う

2.運転席と助手席のように隣合わせになる

3.机の角を挟んで斜め45度の関係になる

 

真正面に向き合うと”対立”や”交渉”をイメージしてしまいます

二国間協議や商談は大体真正面に向き合って行われます

この状態では力関係が強く意識されますので部下からすると居心地が悪くなります

上司も無意識に上から目線になりやすくなります

 

「真正面に向き合うのは避けてください」

 

こんなことで、と思われるかもしれませんが人の心は繊細です

相手が安心して心を開いてくれないとコーチングになりません

細かな配慮がコーチする側には求められます

 

では

”隣り合わせ”が良いか”斜め45度”が良いかに関してです

 

お奨めは”斜め45度”です

 

L字に座る感じです

隣り合わせだとお互いに表情を確認することが難しくなります

家族や恋人同士など親密な関係で共同作業をするには適しています

ただコーチングの初期段階では関係がまだ不安定なので落ち着かないと思います

 

斜め45度のメリットは

・必要な時に相手の顔を見れる

・相手の目線を外しやすい

・考えている時相手の視線を感じにくい

・必要以上の情報を相手から得ないで済む

 

これらがあります。

正面に相手がいるとちょっとした仕草も目に入ります。

相手の表情や動きが気になって対話に集中できなくなります。

目からの情報が多いと余計な事を考えるきっかけにもなります。

お互いに落ち着いてマイペースで対話をするためにも斜め45度をお奨めします。

 

コーチング導入初期段階ではクライアントとなる部下への細心の配慮が欠かせません。

上司と1対1で対話をすることは経験上ストレスになる状態であることが多いからです。

部下がコーチングの活用方法を理解するまでは細かな点まで配慮してください

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

 

 

 

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