上司・リーダーの皆様!

「ルールの狙いを理解していますか?」

「ルールは部下を守っていますか?」

世の中には色々なルールが存在します。

うまく使えば働きやすい環境を作れますが、使い方を間違うと息の詰まるような職場になってしまいます。

rule

守ることで安心して働けるルール以外は捨てるべきです。常に時代に合わせてルールを変えるべきです。

今日のメッセージ

1.ルールは変えるのが前提

2.ルールは守られるのが前提

以上2点です

 

ルールはなぜできるのか

そもそもなぜ色々なルールができるのでしょうか?

全員で同じ認識をしないと大きな不具合が発生する、それを防ぐためにルールは作られます。

(例)左側通行

(例)人の物を盗むのは窃盗罪

(例)会社の資産は私用で使わないこと

守らないと大きな問題になるような事に限って決め事をして関係者全員を守るためのものです。

ここで気を付けるべきことがあります。

守らなくても問題が起こらない状況に変化したらルールを廃止することです。

 

良し悪しは置いておいて、かつて日本の多くの組織は年功序列の終身雇用でした。

この仕組みを円滑に運用するために暗黙のルールがたくさんありました。

(例)一番年下が新聞を取りに行く

(例)先輩より先に食事に行かない

(例)宴会幹事は20代社員で当番制

など様々なルールが存在していました。

これらは終身雇用で年功序列の組織を運営するという目的では結構有効に機能しました。

誰かがやらなくてはならない事を議論せずに決める事で無駄な時間を省けました。

順番にその仕事を受け渡していける人事環境にありました。

その前提は毎年部署に新入社員がやって来る。自分より若い社員が異動してく来ることです。

この前提が崩れたならこのルールを変えるか廃止しないと職場に不満が発生します。

 

先日お伺いした会社の40代の社員の方が独り言のように話されました

「もう3年も宴会幹事やってるんですよ」

確かにこの方はその部署では一番の若手です。

ルールは正しく運用されています。

ただこのルールを守る意味が今でも存在するのでしょうか?

一人が損をすることでその他の人が得をしているようにしか見えません。

更によくないのはその部署の部長さんが率先してこうした古くからある暗黙のルールを積極的に活用していることです。

別の社員さんもずっと10時と15時のお茶当番を続けているそうです。

中には遠慮されてその時間に席を立つ社員さんもいますが、部長は楽しみに待っています。

目に見える所に自動販売機があり、社員価格になっている状況なのにです。

 

組織の責任者である上司・リーダーは自分の受け持つ組織に存在するルールを点検し、本当に有効に機能するかを検証するべきです。

部下が「安全」に「安心」して働くことにつながっているルールかどうか評価すべきです。

そして機能しないルールは変えるか廃止すべきです。

ルールは働く人全てを守るために存在すべきものです。

 

守れないルールはいらない

もうひとう気になることがあります。

(例)「毎週木曜日は早帰りデー」

(例)「有給休暇を完全取得すること」

そもそも誰も守る気が無いし、守る意味も理解されていないルールがどんどん増えていることです。

(例)「パソコンを社外に持出す申請書」(誰も出さない)

(例)「会議室は事前に予約して使う」(実際は空いている)

何かあった時に責任を逃れるために存在する形だけのルールほど働きやすさを邪魔するものはありません。野放しにしてはいけない問題だと思います。

 

誰もが心の中で疑問や不満を感じながら、事なかれ主義でそっとしている事について声を上げて議論の対象にするのは上司・リーダーの役割です。

部下が安心して働らける環境を作ることこそがルールの目的です。

ルールのひとつひとつについて

「なぜ存在しているのか」

「守ることでどんな良いことがあるのか」

こうしたことについて組織内での共通理解を図らないとルールは守られません。

 

上司・リーダーの皆様!

自分が受け持つ組織にあるルールを全部書けますか?

全てのルールが全員に浸透していますか?

積極的に守る行動が取られていますか?

ルールが組織を活性化していますか?

これ以上ルールが増えないように一度総点検をすることをお勧めします。

 

本日も最後までお付き合いいただき

「ありがとうございました」

 

 

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