職場でコーチング(その人と話す)

上司・リーダーの皆様!

職場でコーチングをしようとされている皆様!

「一人ひとりと個別に話していますか?」

「その人のために話す時間を作ってますか?」

kaiwa

職場で忘れられがちなのが、「その人と向き合う」対話です。全員に話したら全員が同じ理解をすると思うのは上司・リーダーの都合のいい手抜きです

いよいよ来年の方針や計画を組織内に発信し、浸透させていく時期がやって来ました。

来年の目標を立てる時期でもありますね。

上司・リーダーとしては自分が率いる組織の方針と目標をメンバーに周知徹底するというタイミングです。

伝えた通りには伝わらない

何かを伝える時に理解しておくべきことがあります。

・伝えた通りには伝わらない

・理解したいように理解する

という、人が誰かからのメッセージを受け取った時に起こる原則です。

 

話し手にもその話しをする理由や事情があるように、聞き手にも今現在置かれている状況や事情があります。

聞き手は自分の環境や事情というメガネを通して現実を見ているので、耳も同じ状態になっています。

同じ話しをしても聞き手の環境や事情によって理解のされ方に差が出るということです。

 

チームの方針や目標、計画というのは全員を集めて一斉に伝えるのが通常のやり方です。チームミーティングや会議で説明することが多ですね。

問題はこの後です。

1.どのように受け止めて

2.どのように理解して

3.どうしようと思ったのか

これらをメンバー一人一に確認していますか?率直な感想を聞けていますか?

 

コーチングで大切な「共感」とは、何をどう受け止め、どう理解したかを共有することです。

単に一緒に喜んだり、悲しんだりすることではありません。

理解の仕方やそう捉える理由を共有することが「共感」です。

 

「良い」も「悪い」も無く、認識した通りに「共有」をする。

これは難しい対話術です。でもここまでやらないとコーチングは機能しません。

部下の話しを冷静に受けとめることができてますか?

 

職場で上司が部下にコーチングするのはだから難しいんです。

でもこれをやらないと、認識のズレや誤解が生じて来年のスタートダッシュで躓くことになります。

その人と向き合う

認識のズレや誤解を生まないためにすべきことは

・その人一人と向き合って話し合う

これをチームのメンバー全員とやることです。

あるいは部長は課長全員と対話し、次に課長が部下全員と対話をするというよに結果的に部下全員が一人の戦力として上司と一対一で来年の方針と目標について話し合った状態を作ることです。

 

人は自分が認められているかどうか?期待されているかどうか?いつも気にしています。

その不安を解消する唯一の手段が「その人と向き合う」ことです。

(例)「あなたは方針についてどう思ったの?」

(例)「あなたは来年何をしたいと思ってるの?」

「あなた」を主語にした対話をすることで、人は自分の存在を認めてもらえていると感じ安心します。

安心してからやっと先のことについて前向きに考え始めるられます。

伝わるために欠かせないこと

来期の方針や目標、計画を誤解なく正確に伝えるためには

・一人ひとりと来年について対話する

これ以外にはありません。「対話」です、一方的に伝えるのではなく、相手の本音を引き出すのが「対話」です。

「対話」を通じて一人ひとりにチームの方針、目標、計画を理解してもらい、自分個人の方針、目標、計画に結びつけてもらう。

これが上司・リーダーが来年の方針を伝えるということです。

全員を集めて一方通行で話して終わりにしないでください。

 

本日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

 

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