言葉を正しく理解する「謙虚」

上司・リーダーの皆様!

様々なリーダー論がありますが

「言葉の意味を正確に理解していますか?」

「言葉に踊らされていませんか?」

リーダーといえばスティーブ・ジョブズがよく取り上げられます。

そして、彼をお手本とするとこんな言葉が聞こえてきます。

「リーダーは『謙虚』であってはならない」

「リーダーは『嫌われて』こそリーダー」

こういう表面的な考えに流されてしまうと、我々普通の人間は大きな失敗をすると思います。

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「謙虚」とは「自分を偽らない」こと。 ”花”のように、ありのままの自分を見せること

言葉を正確に捉える

カリスマ的なリーダーを扱うときに出てくる言葉が

「謙虚」

です。この言葉の意味を辞書で調べました。

ひかえめでつつましやかなさま。自分の能力・地位などにおごることなく,素直な態度で人に接するさま。

(大辞林第三版)

たしかに「控えめ」な様あるので、ここだけの意味を捉えて「リーダーは謙虚であってはならない」

的な流れになりますが、

それだけの意味しかない言葉ではありません。

・おごることなく

・素直な態度で人に接する

のが「謙虚」であることです。

スティーブ・ジョブズは「偉そう」なのでななく「素直」なだけです。

「おごり」もありません「意志」と「自信」があるだけです。

ちなみに彼は世界中の技術者から協力を得ています。

SONY創業者の盛田昭夫氏を尊敬し日本まで訪ねて来たりしました。

本物のリーダーは

・自分を偽らないリーダー

です。「権力」を利用して「偉そうに」振る舞うことと「謙虚」は無縁です。

リーダーについて語る時「謙虚」とは

・虚勢を張らない

・嘘をつかない

・偽りの仮面をかぶらない

という「おごりなく」「素直」である様であることを理解すべきです。

そもそもスティーブ・ジョブズがリーダーのお手本なんでしょうか?

彼は「あこがれ」の対象なのだと思います。

我々はまず組織内でのリーダーがどうあるべきかを考えるべきです。

世の中を変えるようなリーダーについて考えるのは遥かその先にやるべき事です。

・組織内のリーダーは「謙虚」であるべきです

言葉の意味を共有する

組織を導くうえで大切なことがあります。

・「言葉」の意味を共有する

ことです。

人は理解したいように理解する特徴を持っています。

例えば「今日中」

という言葉で痛い目にあった経験ないでしょうか?

「今日中」とは「何時まで」を意味するのか?

「17時?」「20時?」「24時ちょっと前?」

共通理解が出来てなくて「イライラ」した経験が私にもあります。

こうならないためにも言葉の意味を共有できる工夫が大切です。

「言葉を定義する」

などという言い方をします。

「誤解」によって業務に支障がでないようにすることがその「目的」です。

カルロス・ゴーンさんは「言葉の定義」を組織変革の第一歩だと言われていたと記憶しています。

チーム全員が同じ「言葉」を「同じように理解」できているか話し合うだけでもチームワークが良くなります。

言葉を大切に扱う

できる上司・リーダーは

・言葉を大切に扱います

どんな言葉が人の「やる気」を引き出すか?

どんな言葉が人の「やる気」を奪うか?

常に慎重に考えて発言をしています。

決して「感情的」になり「無意識」に言葉を発したりしません。

使う「言葉」を「選択」しています。

カリスマ的なリーダーの「言葉」が人に影響を与えるのは、

「選んで意図を持った言葉」だからです。

日頃自分はどんな「言葉」を「どんな意味」で使っているでしょうか?

その「言葉」は「意図」した通りに伝わっているでしょうか?

「言葉」を大切にして

「言葉」を「選択」して使うことがリーダーのスキルです。

本日のまとめです。

・「言葉」の「意味」を良く理解する必要がある

・「言葉」の意味を「共有」することが大切

・リーダーは「言葉」を「選択」する

今日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

 

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