働きやすい職場には「バランス」がある

上司・リーダーの皆様

「働きやすい職場に必要なモノは何でしょうか?」

「働きやすい職場を作るために何をしていますか?」

成果は中々出ない、個人の負担は増えるばかりと感じる今の状況、

上司・リーダーの皆様は部下のマネジメントに大変苦労されているのではないでしょうか?

かつてのやり方ではうまくいかないとは思っていても、

どうしたらいいか良く判らないという方もたくさんおられると思います。

本日は「かつて」と「今」の違いについて一点触れたいと思います。

二者択一が通じない時代

私が強く感じている「時代の変化」があります

・二者択一ではなくなった

ということです。

「正解」か「不正解」か

「白」か「黒」

「A案」か「B案」か

こうした「どちらを選ぶか」で仕事のやり方を決めることができなくなりました。

「A社はこういうニーズを持っている」

「B社はこういうニーズを持っている」

「C社は何を求めているか判らない」

常にこうした「複雑」で「曖昧」な状態が続いているのが「今の時代」だと感じます。

「お決まりの一手」ではうまく成果が出せないし、競争にも勝てなくなっています。

こういう状況で大切にすべきことがあると思います

・組み合わせてバランスを取る

ことです。「1個の正解」しかない時代ではありません。複数の正解があります。

だからA案とB案の要素を組み合わせてC案を作る必要があります。

あるいは全く別のD案が必要なケースも起こります。

要は「組み合せ」とその「バランス」です。

balance

「やり方」は「色とりどり」全体のバランスを見るのが大事な時代

「顧客満足」と「自社利益」のどちらを取るのか?

「売上」と「利益」どちらを取るのか?

よくある質問ですが、

「どちらも取る」

のがこれからの時代だと思います。

「自社の利益を確保できる範囲でどうやって顧客を満足させるか?」

「利益の取れる売上拡大のためにどんな工夫をするのか?」

新たな知恵を出す必要があります。

つまり「正解より知恵を出す」ことを求める職場が「働きやすい職場」になります。

上司やリーダーの指示通りにやってもうまくいかない事もあります。

だったら自分のやりたいようにやって後悔しない方が部下にとっては「働きやすい」はずです。

職場は「ひとつの正解」「成功パターン」「マニュアル」がある場所ではなくなりました。

「成果を出したやり方」が結果的に「正解」であり、

やってみないと判らないわけですから

・多様な「アイデア」が溢れる場所

・複数の案が「バランス」を取りながら組み合わされている場所

でないと「成果」が出せないという事になります。

上司・リーダーのやるべき事は

・たくさんの「アイデア」が出る職場を作る

ことに変わったのです。

・指示・命令だけで成果は出ない

ということを理解する必要があります。

違いがあることを歓迎する

ではどうすれば良いか?

・「違い」を積極的に容認する

これが大切です。

どうしても上司・リーダーは自分のチームをコントロールしたくなります。

自分が想う方向にチームを導きたくなります。

最終的にに責任を取る以上、自分のやり方を押し通したくもなります。

その気持ちを「ぐっとこらえて」任せることが大切です。

「時代は複雑」で「正解が複数ある」以上、上司・リーダーが指示しきれる状態ではありません。

指示・命令にこだわりすぎると、案件分だけ自分がアイデアを出すことになってしまいます。

これでは上司・リーダーが現場の仕事をやり続ける状態になり組織でなくなります。

・自分が理解、納得できるかではなく

・バランスが取れているか?

で判断をすると良いと思います。

いくらお客様に喜んでもらっても、自社に損失を与えるようでは困ります。

自社には貢献するがお客様に不便を掛けるようでもこまります。

これらのバランスが取れているかだけを見て、やり方は任せるようしてみて下さい。

今日のまとめです。

・複雑な時代になりました

・たくさんの「正解」が存在する時代です

・上司・リーダーが指示、命令しきれる時代ではありません

・必要な事が満たされているかのバランスを見ましょう

・やり方は部下に任せましょう

自分が過去に成功を手にした「やり方」が通じないことを認識して

「違うやり方」「新しいやり方」を受け入れましょう。

そして複数の必要な要件を同時に満たせているか「バランス」を見るようにしましょう。

アイデア勝負の時代には「バランス」が大切だと思います。

「どちらか?」ではなく「どちらも」の時代です。

今日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

 

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