職場に「コーチング」を導入するには注意が必要です。

なぜなら

1.部下はコーチングを知らないから

2.部下はコーチングを望んでいないから

あえて「コーチング」という言葉を使わずに、その良い点をちょっとずつ取り入れることで、

いつの間にか「コーチング」が行われている状態を目指すのが、

職場に「コーチング」を導入して活用するコツです。

未完了を活用する

突然ですが「未完了」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

コーチングでは非常によく使う言葉です

「未完了を減らす、無くす」

という感じで使うのですが、簡単に言うと

・結論を出す

・中途半端な状態を解消する

・やりかけのモノを完成をさせる

ということです。

mikanryo

「未完了」とは「気になる状態」のこと

意外と多くの「未完了」を人は日々抱えています。

(例)飲み会のお店を決めなきゃ

(例)今度の旅行のスケジュール組まなきゃ

(例)例のトラブルを上司に報告しなきゃ

こんなことをたくさん抱えながら生きているはずです。

こうした「未完了」の状態にあるものを日常の「対話」に生かすことで「行動促進」が可能になります。

未完了は不安定

「未完了」なモノはいくつかの形に分類できます。

1.「意識している」「意識していない」

2.「不安な未完了」「ワクワクする未完了」

この中で「意識していない未完了」は扱うことができません。

無意識の中で「未完了」になっているからです。

(例)あの時見かけた人誰だっけ?

本人はもう忘れたつもりでも、脳は延々に記憶の中で検索し続けます。

「あっ!思い出した」というのは長い検索が終わった瞬間ということです。

職場で積極的に扱うのは、

「意識している未完了」です。

人は「不安定」な状態を嫌います。だから「安定」できるよう「行動」をします。

「未完了」な状態のモノを強く意識すると「不安定」な気分になります。上の例で言えば

(例)例のトラブルを上司に報告しなきゃ

あたりがそうです。気にすれば気にするほどに心は「不安定」になります。

そしてある瞬間、意を決して上司に報告に行くことになります。

怒られたりするかもしれませんが「未完了」がひとつ減ったことで「肩の荷」が降りて「安定」を感じるのです。

・「不安な未完了」は早く「完了」するよう促すことがコツです

一方で「ワクワクする未完了」もあります。

(例)「今度の旅行のスケジュール組まなきゃ」

なんかは、人によるかもしれませんが考えるだけで楽しくなるタイプの「未完了」です。

こういう「ワクワクする未完了」について度々話題にすると、人はたくさん語ります。

中々仕事では出ない「選択肢」がいっぱい出てきます。

「あそこにも行きたい」「あっちも行きたい」「あんなお店もある」

次から次へと候補が増えて、どんどん「不安定な状態」になります。

そしてまた考えます。それも積極的に、自分から。

・「ワクワクする未完了」は繰り返し話題にするのがコツ

「ワクワクする未完了」を活用すると「考えて選択肢を増やす」習慣が強まります。

雑談みたいな「対話」に意味があるか不安になるかもしれませんが、

「考えるチカラ」を高めることに役立つ「対話」です。どんどん「雑談」してください。

要は「対話」を通じて「未完了」なものが何かを意識してもらいます。

・「不安な未完了」は早く終わらせる

・「ワクワクする未完了」は何度も話題にする

「未完了」を意識してもらい「不安定」な状態を作ることで「安定」に向けて「行動を促進する」状態を作る。

これが「コーチング」を職場で機能させるひとつのやり方となります。

やっぱり対話が大切

「未完了」を活用するにはどうするか?

・「対話」の頻度を増やす

・話しかける「ネタ」を増やす

しかないんですね。

「この人にはどんな話題を振ると話してくれるだろうか?」

この「問い」をいつも自分に向けながら、

・相手が話したくなるネタを増やす

ことで話しかけやすくなります。

そのためにも日頃から情報収集をして下さい。

仕事だけの「真面目上司」じゃあダメですよ。

いろんな情報を持って下さい。心配しないで下さい

・相手のためを思う「対話」はセクハラやパワハラになったりしません

なぜなら相手からしたら「話しかけてもらえて助かった」という気持ちになるからです。

今日のまとめです。

・人は常に沢山の「未完了」を持っています

・「未完了」を意識すると心が「不安定」になります

・心を「安定」させるため人は「行動」を加速します

・「未完了」なモノについて「対話」をするようにしましょう

・そのために「情報収集」を日頃からやりましょう

人は話すのが好きな生き物だと思います。

話したくなるように、話しかけられれば誰でも話すと思います。

上手な話しかけ方を手に入れて、話してもらいましょう。

今日も最後までお付き合いいただきまして

「ありがとうございました」

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