目は口ほどにものを言う

リーダーの皆様はいつも

「何かを伝えたい」

「こう合って欲しい」

と日々感じ続けていらっしゃるのではないでしょうか?そしてその思いを言葉や文字にして日々伝える行動をされていると思います。ただし、

”何かを伝える”時に知っておかなくてはいけないことがあります。それは

「人は常に相手が発する言葉の真意を探っている」

ということです。例えば

(リーダー)「○○さん、ありがとう、助かったよ」

(部下の心)「本当に感謝をしているのかなあ?」

こうして、部下はリーダーの“表情””態度”を鋭く観察します。もしその時リーダーの表情に感謝の気持ちが現れていなかったら、部下はリーダーの言葉を信じません。たとえ笑顔を作っていても、本当に感謝していなければ、その笑顔が偽物であることを部下は100%見抜きます。

message

心を込めてメッセージを発信しましょう

「目は口程にモノを言う」

良くできた言葉です。もっと言えば”口以上に”モノを言っている、あるいは”メッセージ”を発しているのです。しかも本音を発しているのです。そして目以外からもメッセージは発せられています。

この事を知らないで適当な言葉を発し続けるリーダーに明日はありません。当然、仲間もできません。孤独な日々が待っているだけです。

なぜメッセージは伝わるのか?

そうなると”メッセージ”が伝わる時とはどういう時なのか?

コーチング的な表現をすると

「バーバルとノンバーバルが一致する時」

となります。もちろん使用する言葉であったり、話し方も強く影響するのですが、そこはクリアされているとして、という前提でも、まだ伝わるためには大事なことがあるのです。

”バーバル”とは「言葉」のことですね。次に”ノンバーバル”とは「言葉以外」という意味ですから、メッセージには2種類あるということになります

1.「言葉で伝えるメッセージ」

2.「言葉以外で伝えるメッセージ」

とても大切な点はこの2つの方法で伝わるメッセージが同じである時に、相手はそのメッセージを素直に受け取る、という点です。

先ほどの感謝のメッセージのケースでは、言葉だけでなく、心の底から感謝をして、それを表情や態度でも伝えることが伝わる感謝のメッセージになります。つまり

「心の中の言葉も相手に伝わっている」

ということを理解して、コミュニケーションをしないとメッセージは受け取ってもらえないんですね。

伝わらないメッセージ

そうすると、どんなメッセージが伝わらないかはもう解っていただけるのではないかと思います。

「言葉と本音が違っている時」

には伝わらない。要は受け取ってもらえないんです。相手が部下であれば、その場は気を使って受け取った振りをしますが、すぐにそのメッセージは捨てられてしまいます。

会社の方針や社長メッセージを上司が部下に伝えるケースなどに良く起こることではないでしょうか?例えば

(上司の本音)「こんなキレイ事のビジョンで業績は上がらないよ」(と思いながら)

(上司の言葉)「我が社のビジョンは世界一の安心を提供することです」

このメッセージは絶対に部下に伝わることはありません。ビジョンが現場まで浸透しないケースの殆どは、伝える人が心の底からビジョンを魅力的だと感じていいない場合です。実現したいと願っていないからです。

ひどい場合はコンサルタントが作ったビジョンを社長がそのまま話していることもあります。さらにこれを経営幹部が全国の拠点に行って代弁します。聞いている従業員の方がどう思うかはご説明する必要ないでしょう。

ここ数日を振り返ってみてください。こうした”伝わらないメッセージ”に遭遇した事が何度がおありですよね。

「言葉と本音を一致させる」

メッセージを発するときには、あるいは日常の対話であってもこの事を大切にしないといけないです。

正直になる

では、どうやったらうまくメッセージを伝えられるようになるのでしょうか?

「正直になる」

ことが唯一の方法だと思います。

「心の底で思っていることを言葉にする」

「言葉にする前に本心であるかを自分に問う」

このような習慣をもつことで”正直になる”方向に進んでいくことができます。

もちろん、これが想像以上に難しいことは理解しています。反感を買うこともあるかもしれません。部下からの抵抗に会うかもしれません。物凄く”勇気”がいる行動です。

でもやらないといけないのです。特にリーダーは絶対にこれをやらないと、誰も付いてきてはくれません。ましてやリーダーが実現したことのためにメンバーが率先して行動してくれることなどありえません。

是非考えていただきたいのです。

「何のためにメッセージを発するのか?」

をです。幾つかの目的があるとは思いますが、もっとも大切な目的は

「お互いに信頼し合うため」

だと思います。本音を上手に話す方っていますよね。本当に尊敬しますし羨ましいです。そしてそういう人は間違いなくたくさんの人に囲まれています。一緒にいて安心だからです。裏切られないからです。

だからこそ自分の想いを実現したければ

「正直に人と向き合う勇気」

を持たないといけないと思います。

揺るぎない”信頼関係”を仲間との間に築くためには、やらなくてはならないことです。

簡単ではないので、まずは

「正直であろうと意識する」

ことから始めませんか?

それだけでも信頼を高めることは十分にできると思います。そして”勇気”を出して正直に本音を言葉にして伝えた時に、その意味がきっと理解できると思います。

「正直さで手に入れた信頼は揺るがない」

私はいつもそう信じて”勇気”を出しています。もちろん毎回とはいかないです。まだまだ弱い自分が居ます

 

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